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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜 Another
第5話 「想いはそれぞれ」
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こと意識してるんでしょ。子供のくせにマセちゃって。もしかしてリニスさんみたいな人が好きなの?」
「え、そうなんですか? どうしましょう……私はショウさんの保護者の立場にありますし。でもショウさんが子供なのは見た目だけで」
「アリシア、面倒な方向に話を振るのはやめろ。それとリニスさん、そんなに本気で考えなくていいから」

 俺がもっと大きくなってからなら年の差カップルとして認識されるだろうけど、今すぐはリニスさんがショタコンみたいな感じになるからね。普通の人は俺を小学生としてしか見ないから。

「マイマスター、マイマスターは私のマイマスターです」
「え、あぁうん……そうだな」
「リニスさん今の返事聞いた? ショウって本当に女心分かってないよね」
「そうですね。今のはちょっとレイさんがかわいそうだと思います。……決めました。私、今日からショウさんに女心を教えていきます!」

 ……はい?

「え、な、何でそういう答えになるのリニスさん?」
「一応保護者的な立場ですし、ショウさんが女の子を傷つけるような言動をするのはよろしくありません。なので私が立派な男性にしてみせます……まあ今でも十分に素敵だとは思うんですが」

 リニスさんは顔を真っ赤にしたかと思うと、両手を頬に充てて悶え始める。

「リニスさん!? 今のリニスさんって使い魔だった頃のリニスさんとは違うんだよね?」
「はい、違いますよ。使い魔だった頃のように耳や尾はありませんし」
「じゃあ……何で急に発情した猫みたいに急にショウに対してデレデレになったの?」

 アリシア、確かに俺も気になったけど……それ聞いちゃう。答えによっては俺が結構困るんだけど。

「それは……やっぱり私も女ですから。女性として意識されたら意識すると言いますか……ショウさんの中身が大人だということも知っていますし」
「いやいやいや、それだけでそこまでデレるのはおかしいと思うよ!? ショウが元の姿のままならまだ分かるけど。今は完全に見た目は子供だよ。リニスさん、ショタコン? ショタコンなの?」
「人聞きの悪いことを言わないでください。確かに小さい子を見ると微笑ましいと思ったりはしますが、ドキドキはしません」

 そこはドキドキしてほしかった。
 そうはっきり言われると俺くらいにしかそういう感情を抱かないということで、俺としても余計に意識してしまうというか。
 何だろう……リニスさんって人がよく分からなくなってきた。真面目で優しい人なのは間違いないんだけど、何か変な茶目っ気が混じってるというか。この世界に来るに当たって使い魔だった頃の要素の代わりに何か別のが混じったりしてないよな。

「そそそれって……つまり本気でショウを」
「はい、そうですね。男の子として見てる部分もありま
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