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逆襲のアムロ
42話 ア・バオア・クーの戦いA 3.13
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の反応を既に感知していた。そしてその機体からとてつもなく強いプレッシャーを感じた。が、そこに敵意はなかった。

「ああ、こちらでも確認している。ランス、先行して反応を探れ。この航行速度も異常だ」

ハマーンが言うその未確認の機体速度はただゆっくり流れる様な動きをしていることだった。遭難者の可能性もあった。

ランスはハマーンの命令に従い、ガズエルを操りその機体へ近寄っていった。
するとそれはモビルスーツだと分かった。ただ何も反応しない。機体に誰かいるのかもわからなかった。

ランスはゆっくりと警戒しながら近づく。それでも反応しない。至近にきてその機体に接触し、呼び掛けた。

「おい!生きているか!返事をしろ!」

ランスがそう呼び掛けている間にハマーンと二ーが到着していた。ハマーンはその機体を外見から調べて生体反応が2個あることが確認できた。

「生きているな。このまま牽引してサダラーンへ帰投するぞ」

ハマーンがそう言うと、その機体の中で1人目覚めてハマーンの声に答えた。

「ああ、誰か知らないが助けてくれ!」

そう言うとハマーンがその呼びかけに応えた。

「その機体の女性の方?名前を聞いて置こうか?」

「私はプルツー」

ハマーンは少し笑った。敵パイロットの名前だったからだ。今やアクシズとグレミーとの戦いは自然消滅した形になっていた。それに対してハマーンも返答した。

「私はハマーン・カーンだ。言わずとも分かるな」

プルツーは絶句した。だがどうすることもできない。ハマーンは反応に今度は笑った。

「ハッハッハ、気にせずともいい。お前たちは遭難者だ。手厚く迎えさせてもらうよ」

プルツーは傍で寝ているジュドーを見て、不安そうな面持ちをしていた。



* ア・バオア・クー内

アムロとその部隊はア・バオア・クー内に潜入していた。各所で待ち構えている敵を倒しては導線確保に努めていた。その最中、ラー・ヤークより阻止限界点の通過を知らされる。最もこの質量においての限界点だった。そして艦自体も通信が届くということでア・バオア・クー接舷間近だということも理解した。

「(激戦ながら戦闘宙域も絞られてきたな)」

様々な入り組んだ角を曲がっていくとモビルスーツの気配を感じた。アムロはライフルをその気配の方向へ向けるとそこには同じくアムロに銃口を向けたサザビーがギラ・ドーガ隊を連れていた。それが分かると互いにライフルを下した。

ジェガンに乗っている傍の副隊長のナイジェル大尉がアムロに話しかけた。

「流石赤い彗星ですね。俺たちが先行だと思っていたのに」

「彼らはお前らみたいに若くないからさ」

アムロは経験値の差を言った。シャアが従えていた側近の部隊は7年
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