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逆襲のアムロ
42話 ア・バオア・クーの戦いA 3.13
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「そこまで無駄な無為なことをすることで世界の傾いたバランスを整えるのだ」

サラは理解できず不服そうだった。

「世界の動向はコイントスのようなものだ。表裏一体。表が9回出て、裏が1回しか出ないとする。裏4回分はそこでない何かに変換されて動く。それがサラ、もしかしたら明日君の命で償われるかもしれない」

サラは意味不明な脅迫で身を強張らせた。

「何を・・・仰りますパプテマス様!」

「フフフ・・・冗談だよ。冗談で終われば良いのだがな・・・」

シロッコは各部署に伝達し、マスコミを全面にア・バオア・クーへ押し出した。光景を全世界に放映させるために。

視聴率は物凄いことになった。地球が終わるかどうかの瀬戸際なリアルタイムコードだからだ。
地球内も混乱し、市場も乱れた。

しかしシロッコはそんなことには無関心だった。関心事はこの光景の後起こるだろう奇跡に全世界を説得して世界を正しいレールに載せる事が肝心だったからだ。

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