暁 〜小説投稿サイト〜
この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
62星を継ぐ者
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「あの? 私達との約束は…」
 先程はサッキュバス全員が人間状態になり、特権命令でディスペルもされず、オスの精液を啜って生きる性病に塗れた魔物からも開放されたと聞いた。
 女だけでクローン体を生み続けて遺伝的なエラーを排除して、狂ったオスを去勢したり命まで奪ったり、インキュバスと共同でクズ遺伝を消して産児制限したりする化け物の役目から開放されたと聞いて喜んでいた一同は、金星ごと水洗便所の様に流されると聞き驚いた。
 以前の約束では人類の次世代の母にしてやると言われていたのに、星ごと絶滅させられるとそれも果たせない。
「うむ、サッキュバスたちにはあの星、セレスをやろう。移住して今まで通り子を産み、今後は惑星セレスで人類の母として暮らすがいい」
「ああっ」
 サッキュバスには空手形を出さず、何故か約束を守って「惑星セレス」を差し出した天使。
 屋内で指さされたのと、朝だったのでセレスは見えなかったが、周囲のアステロイドから地球サイズにまで隕石を落とされて拡張され、木星辺りから持ってきた水をぶっ掛けて冷やし、地球が回っている軌道近くに持ってこられて、キッカリ24時間で自転している水の星セレス。
 現在居住者不在と言うことは、前の入居者は全員死んでいる事故物件である。

「セレスにもサッキュバスは配置したが、一神教の教信者が絶滅させてしまった。魔族も天敵も殺し尽くしたので、宇宙に出る資格は無いとして絶滅させた」
 日本語が読めるカズマの息子達が旅をして、サッキュバスちゃん製造工場でも見つけて稼働させると、そこが巣になってループする。
 サッキュバス、インキュバスによる産児制限や遺伝改良は、旧人類が作成したので太陽系居住可能惑星共通になり、毎回遺伝だけでも保存されるか、移住させられて継続的にエラー排除と天才排除が続く。
 現生サッキュバスは今後人間化して男の子も産めるが、当面女の子は自分のクローン体を産む。
 何世代か掛けてカズマの子の遺伝的エラーの要素を排除して、削れて無くなって行くy染色体を修復し、近親交配を防ぐためにも遺伝子交換でy染色体にサッキュバスが保有するDNAを載せて入れ替え、遺伝の多様性を復元する。
「お前達は男の子も産むが、数世代は自分のクローン体も産む、遺伝の多様性のためなので我慢して欲しい」
「え? はい」
 サッキュバスにはDNAの話題は理解できなかったが、天使の指示なので理解に務めた。
 すでに人類からは数十万年に一度起こる終局噴火、地球では七万年前のトバ火山の噴火による抹殺、神罰にも近い絶滅で、千組以下のカップルに減少させられ、遺伝のボトルネックが発生して多様性は失われ、犬や猫、他の動物のような、大きさの違いも形状の違いも何もかも失われている。
 トバ火山があるインドネシア周辺では、高温の火砕流が音速で
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ