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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
ALO編ーフェアリィ・ダンスー
16.再会
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」
「無茶だよ、そんな……。ものすごく遠いし、途中で強いモンスターもいっぱい出るし……」
「無茶は承知の上だよ。それじゃあ、行くよ」
シュウとキリトが扉の方へと振り向いたその時だった。
「──あたしが連れてってあげる」
「「え……」」
思いもよらない発言に目を丸くする。
「いや、でも、会ったばかりの人にそこまで世話になるわけには……」
「いいの、もう決めたの!!」
かなり強引に決めるリーファ。なぜここまでしてくれるのかわからない。彼女にそこまでシュウたちの世話を焼いてくれる必要はない。
「あの、明日も入れる?」
二人とも頷く。
「じゃあ午後三時にここでね。あたし、もう落ちなきゃいけないから、あの、ログアウトには宿舎の上を使ってね、じゃあ、また明日!」
やや早口にそう告げるとウインドウを開いてログアウトしようとする。その前に、
「──ありがと」
シュウは笑顔でそういうとリーファはわずかに笑みを浮かべて光の中へと姿を消して行った。
リーファが消えた席をシュウとキリトはやや呆気にとられながら見つめていた。
「──どうしたんだろう、彼女」
「さぁ? でも、道案内をしてくれるというならありがたいんじゃないか」
「マップならわたしにもわかりますけど」
キリトの肩に乗っていたユイが飛び立つと再び、テーブルの上へと戻る。
「そういえば、この子って……」
「ああ、そういえばまだしっかりとは紹介してなかったっけ?」
キリトは小さな妖精の少女について話す。もともとSAOにいた『カーディナル』の『メンタルヘルスカウンセリングプログラム試作一号』。つまりAI、人工知能。GMに抗い本来消されるはずだったキリトが消滅の寸前にデータをナーヴギアに移したことでこちらのALOにもいるらしい。こちらでは、ナヴィゲーションピクシーの役割らしい。
それとついでにあの異常なまでに膨れ上がっていたスキルポイントの使い方を教えてもらった。HPの増加や魔法の取得などに使うポイントだったようだ。それでいてキリトがあの塔にぶつかってもHPが残っていた理由がわかった。
シュウも永遠とスキルポイントを消費する作業を行いそこそこステータスを上げた。しかし、この世界では、そこまで意味のあることではないらしい。筋力値や俊敏などのステータスがないためやはり強くなるには武器の攻撃力を高めるのが一番らしい。
「なるほどな……」
キリトの話を聞いて大体はわかった。しかし一つ疑問が残る。
「なんで、ユイちゃんはキリトのことをパパって呼ぶんだ?」
「そ、それは……」
キリトの顔がわずかに曇る。何かまずいことを聞いたようだった。すると明るい声で
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