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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
ALO編ーフェアリィ・ダンスー
16.再会
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するとレコンが今度は先ほどとは違う警戒心を見せ始める。
なんだか変な雰囲気になりかけているのでリーファは強引に話を切るとシュウの袖を引っ張って歩き出した。
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「そういえば、さっきの子ってリーファの彼氏?」
キリトが店屋へと向かう道中にそんな会話を切り出した。
「恋人さんなんですか?」
「はぁあ! ち、違うわよ。ただのパーティーメンバーよ!!」
「それにしちゃあ、ずいぶん仲はよさそうだったな」
「リアルでも、知り合いっていうか、学校の同級生なの。でもそれだけよ」
「「ふーん」」
会話を交わしながら裏路地を歩いているとやはりすれ違うプレイヤーたちがこちらの姿を見てギョッとした表情を見せる。やはりこのゲームでは他種族が他の領地に訪れるということはほとんどありえないことのようだ。
リーファに連れられて居酒屋兼宿舎をやっている店のはいると客は誰もおらず奥まった窓際の席へと座る。
リーファがオススメだというものを適当に注文をし、テーブルに全て並んだのちに、
「それじゃあ、改めて助けてくれてありがとう」
不思議な緑色をしたワインのグラスを三人でカチンと合わせると一気に飲み干していく。
「なんか、変な連中だったけど、ああいう集団PKって結構あるのか?」
「元々サラマンダーとシルフは仲悪いんだけどね。でも、ああいう組織的なPKが出るようになったのは最近だよ。きっと近いうちに世界樹攻略を狙ってるんじゃないかな?」
「その世界樹について教えてほしいんだ」
世界樹という言葉にキリトが反応する。
「キリト君も世界樹について知りたいの? 二人ともどうしてなの?」
リーファの問いになんと答えていいかわからずに考えているとストレートな言葉で言った。
「世界樹の上に行きたいんだよ」
するとリーファは呆れたという表情をする。
「それは多分、全プレイヤーが思ってるよ。っていうか、それがALOのグランドクエストだから」
「というと」
「滞空時間制限があるのは知ってるでしょ。どんな種族でも連続して飛べるのは、十分が限界なの。でも、世界樹の上にある空中都市に最初に到達して妖精王オベイロンに謁見した種族は全員《アルフ》っていう高位種族に生まれ変われる。そうなればいつまでも自由に飛ぶことができる」
「なるほどな」
頼んだデザートを口に含みながら頷く。
「確かにそれはいいな」
「で、世界樹の上に行く方法ってのは?」
「根元が大きなドームになっていてそこから空中都市に行けるんだけどドームを守ってるNPCガーディアン軍団がすごい強さなのよ」
「そんなに」
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