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ソードアート・オンライン 〜槍剣使いの能力共有〜《修正版》
ALO編ーフェアリィ・ダンスー
16.再会
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間だよ」
「そうなんだ」
だが何故だろう。この二人がただ同じゲームで一緒だっただけと言う関係には見えなかった。もっと深い何か。ともに何かを潜ってきたようなそんな気がした。言葉にできない言葉。
それを聞いてみることもできたがまだ会って間もないシュウに聞くことはできない。それにリアルのことを聞くのはマナー違反になる。
「そういえばまだ紹介してなかったな」
シュウがリーファへと手を向けながら紹介する。
「こちらはリーファ。俺もさっき会ったばかりであんまり知らないけどこれからこの世界のことを色々と教えてもらう予定」
リーファは腰から曲げてお辞儀をする。
「こいつはキリト。一言で言えば無鉄砲なバカだ」
「お前にだけは言われたくないよ。キリトだ。この子はユイ」
小さな妖精がペコリと頭を下げる。
「こちらこそよろしく」
「それじゃあ、またスイルベーン目指すとしますか」
シュウの掛け声に再び、スイルベーンを目指す。ホバリングの体勢から飛行体勢へと変わったその時だった。
「だ、誰か止めて!」
後方から悲鳴が聞こえる。そこには変な舞を踊るキリトがいた。
リーファとシュウ、ユイは腹を抱えて笑う。だが、内心また一人飛行問題児が増えたと思うのであった。
キリトに軽く飛行のレクチャーをするとすぐに飛べるようになったので大丈夫だった。
森を抜けると色とりどりの光の群が姿を現した。中央に一際明るい光の塔が伸びている。シルフ領スイルベーンのシンボルだ。
「真ん中の塔の根元に着陸するわよ。……って、お二人さんはランディングのやり方わかる?」
不意にそのことに気づいてリーファは笑顔を固まらせた。同時に二人も固まるのがわかった。
「解りません……」
もう塔は半ば目の前まで接近していた。
「えーと……ゴメン、もう遅いや。幸運を祈るよ」
リーファはにへへと笑うと一人だけ翅を広げて急減速し、広場めがけて降下を始める。
「「ふ……ふざけるなああぁぁぁ───」」
二人の少年の絶叫がスイルベーンの街に響いた。
────────────────────
「ひ、ひどいよ、リーファ……」
翡翠色の塔の根元で絡まりあうように倒れこんでいる二人の少年。最高速度で激突したためHPの全損は間逃れないと思ったのだが、キリトはHPバーの半分くらい。シュウに関してはほとんど減っていない状態だ。
普通ならそんなことはありえないはずなのだが。
「お前、塔に当たる寸前に俺のこと盾にしただろ!」
「あ、バレてた。ごめんよ」
全く悪びれもせずに平謝りするシュウ。
それならばシュウのHPがほとんど減っていない理由に納得
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