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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第593話】
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「……真理亜、これがISか?」
「えぇ。 可変型で今は変形してるのよぉ」
「変形? はぁぁ……変形したら、人は乗れねぇよな?」
「えぇ、だから予め無人機として設計したの。 可変型なのはあくまでも支援及びイザナギの強化って所かしらぁ」
そう言ってイザナミに触れる真理亜――。
「この子なら、ヒルトの助けになるわよ。 うふふ……♪」
一応問題は解決したといえるが、後はどれだけヒルトが身体を休められるかが問題だった。
陽人と真理亜のやり取りの最中、ヒルトの前に現れた反対派のオーランド。
「やあやあ有坂ヒルト君、中々いい試合してるじゃないか。 まさか落ちこぼれと言われた君がここまで勝つとは思わなかったよ」
身体を休めている最中に現れたオーランド、重い身体を起こしたヒルトは――。
「……どうも」
「ほほぅ……それが目上の者に対する挨拶かね? まあ良いだろう、私は寛大だからね。 寛大な精神で君の無礼を全て許そうではないか」
自分に酔しれてるのかオーバーアクション気味に身振り手振りし、そう喋るオーランド。
正直身体を休めたいヒルトには鬱陶しいだけだった。
「それよりもだ。 我々の厚意で三十分も休憩を貰えたのだ、何か言うことはないかね?」
まるで自分のおかげと謂わんばかりに言うオーランド、正直めんどくさいヒルトは。
「アリガトウゴザイマス、キュウケイデキタノハスベテアナタサマノオカゲデス」
心のこもらない棒読みに、こめかみをひくつかせたオーランド。
「……ふん、所詮は落ちこぼれだな! 有坂ヒルト、君に良いことを教えてやろう。 次の試合には二人、相手してもらうことが決まった」
「……二人」
つまり二対一という不利な状況で戦わなければいけないという事だ。
だが――今はとにかく休みたかったヒルトは。
「……用件が終わったなら出ていってくれないか?」
「……!! き、貴様ーッ!」
握りこぶしを作り、殴ろうとするオーランド――だが。
「オーランド! 何をしているのです!」
「……! か、会長……、こ、これはその――そう! 有坂ヒルト君に対しての激励ですよ! ハッハッハッハッ!」
笑って誤魔化そうとするオーランド、レイアートは怪訝な表情を浮かべた。
「私には彼を殴ろうとしている様に見えたのですが?」
「とんでもない! 私などが彼を殴ろう等と、畏れ多い。 それでは私はこれで」
そそくさと立ち去るオーランド、レイアートは溜め息を吐くと。
「ごめんなさい、有坂君。 身体を休めてる最中だったのに邪魔し
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