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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第591話】
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ック・マグナムのスラスターが唸りを上げて射出された。
巨大な拳が簪に迫る、マルチロックしつつ回避運動をとろうとする簪だが……。
「ギガンティック・マグナム、イグニッションッ!!」
瞬時加速する巨大な拳、回避が間に合わないと判断した簪は不動岩山で攻撃を防いだ。
衝撃に機体は揺れるも、ダメージは軽微、直ぐ様反撃しようと山嵐を起動させた。
だがヒルトは次の行動に移るのが速かった、空いた手で新たに電磁投射小銃を呼び出し構え、フルオート射撃で簪を攻撃。
疲労の色が見えていたヒルトだが、動きのキレは悪くない。
直上からのフルオート射撃――弾雨が降り注ぐ簪、ミサイルを放とうにも誤爆する危険性があった。
不動岩山の防壁で防ぎつつ、荷電粒子砲で反撃を試みるがロックせずの射撃の為、掠りもしなかった。
「いっけぇぇぇッ!! ギィガンティック!! マァグナァァァァムッッ!!!!」
もう一方のギガンティック・マグナムが射出、握りこぶしを作り、それは簪に一直線に向かった。
また加速されてはかなわないと判断するや、クイックブーストと共に急上昇する簪――その間もヒルトの射撃による弾幕でエネルギーは削られていく。
明らかにアサルトライフルの威力を上回る新たな銃、加速力と一点突破する貫通力が上がっていてもしこれが制限解除、或いは限定解除されていたなら装甲を貫通、絶対防御が発動してあっという間に敗北するかもしれない。
現に不動岩山の防壁は、電磁投射小銃の弾幕を防いではいるが明らかに損傷が上回っている。
打鉄同様、自然に修復されて継戦防御力を向上させているのにそれを上回る威力。
回避と防御を合わせても逃れられない弾幕――弾切れも期待できない。
一瞬でも山嵐を放てる機会が欲しかった簪は、出力を絞った荷電粒子砲をランダムに撃ってみせた、無論当てる必要の無い、端から見れば無駄撃ちでしかない。
だけど、それがうまくいったのか、一瞬弾幕が止む――刹那、一斉に放たれる四八基のミサイル。
マルチロックされ、執拗にヒルトを追跡するも、電磁投射小銃の弾幕に阻まれ一基、また一基と爆発が空を描いた。
その間もミサイルと重ねて十字射撃になるよう荷電粒子砲を撃つも、ヒルト自身が多角的機動を描き、ミサイルも荷電粒子砲も避け、迎撃し、放った最後の一基も撃ち落とされた。
新たに装填する合間、簪は薙刀《夢現》を呼び出し、構える。
接近戦でヒルトに敵うとは思わない簪だが、薙刀の間合いなら上手くすれば範囲外から攻撃が出きる。
迎撃が終わったヒルト、明らかに連戦の疲れが現れ始めていた。
一息入れる間もなく、簪が迫る――弾幕を張るも、不動岩山によ
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