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リリなのinボクらの太陽サーガ
運命のエクスシア
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えてなだめるのだが、なかなか泣き止んでくれなかった。う〜ん、赤子の心を落ち着かせるには……やっぱり子守歌か。

子守歌……即ち、月詠幻歌。元々月詠幻歌は子守歌として作られたのだから、本来の役割を果たすことになる。ま、気持ち的には悪くないね。

「La〜♪」

「へぇ、これが月詠幻歌なんだ。聴いてて心地いいね」

『なるほど、シャロンの月下美人の力は本来このようにして発動するのですか。興味深いです』

「…………すー、すー」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


シャロンが子守歌を歌ったその時、彼女の力の余波が少しだけ周りに流れた。直接声が聞こえずとも、その旋律には聞いた者を多少癒す力があった。例えばメビウスホテルの従業員はここ最近の疲れが吹き飛び、孤児院の子供達や保育士は元気を取り戻し、診療所のシオンは一瞬何かが戻りかけ、聖王教会の病院では瀕死の患者の怪我が致命的なものだけ少し治って治療可能な範囲になったりした。

そして……、

「ユーノ、なのはの容態はどう?」

「ああ、フェイト達か。見ての通り、ずっと眠ったま……ま……!?」

「ちょ、ちょい待ちぃ、この展開は予想外や……!」

2年前から眠っていた“彼女”が目を覚ました……。


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