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亡命編 銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第四十七話 敗戦の余波
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でも名を上げたのはヴァレンシュタインとミューゼル少将だった……」

「シュターデン少将は私達を許せないと思い、クラーゼン元帥を宇宙艦隊司令長官にした。彼の狙いは自らの手で反乱軍、いや、ヴァレンシュタインに勝利する事か……」
「その通りです」

酷い戦いになる、そんな気がした。実績を上げたがる司令長官と復仇に囚われる参謀……。この二人が組んだ時、一体どんな軍事行動を起こすのか……。積極的というよりは無謀に近い行動をするのではないだろうか? そしてヴァレンシュタインはそれを見逃すほど甘くは無い……。

「酷い戦いになるな……」
思わず呟いていた。そしてリューネブルクとクレメンツが厳しい表情で頷くのが見えた。酷い戦いになる……。








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