課外授業のデイウォーカー
第四ラウンド・三日月の暗黒龍対試作簡易型赤白龍神皇帝
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滅びの球体である竜巻が消滅後に残ったのは、頭部の半分しかなかったグレンデルの変わり果てた姿。全くこれだから邪龍というのは面倒な相手なんだ、例え頭や魂がチョビっとあっても生きているとはだ。頭しかない存在になっても嫌な笑みを浮かべていた。
『・・・・なるほどよ。ユーグリットの野郎が言う通りだ。バアル家の血筋が持つ滅びの魔力ってー奴はしぶてぇ邪龍の意識。魂すらも削るってな。こりゃ効いたぜぇっ!グハハハハハハッ!なーに、また体を新調すりゃいいだけの話だっ!何せ魂さえ無事であるなら、俺らはいくらでもボディを取り替え可能だからよぉぉぉぉっ!聖杯ってーのは本当に便利なもんだぜぇっ!』
哄笑をあげるグレンデルだが、何処かで聞いた事のあるセリフだなと思えば本来の主人公が言ってたセリフ。次元の狭間で体を新調したらしいが、俺も黒鐵神殿が存在する限り器が死んでも新調出来る体を持てる。黒鐵改が完全消滅させてもだが、それを聖杯でも同じ事が可能と言うグレンデルヘッドは牙を覗かせて不敵に漏らしてた。
『でもよぉぉぉぉっ!こんな状態でやるっつーのも乙かもしれねぇよなぁぁぁぁっ!ある意味、こっからが本番じゃねぇか?一匹でも多く噛み殺してから消滅ってのも楽しそうでよぉっ!グハハハハッ!』
『・・・・ッ!』
戦意が一切薄れないグレンデルの姿を見たグレモリー眷属は戦慄していた。この状態で戦う意志があるのは、やはり普通じゃなくネジ緩みまっくりのイカレテるドラゴンだな。普通なら大抵戦意喪失するけど、邪龍ってのは面倒以上に面倒な相手だからか。
リアスは疲労してたとしても、アーシアの超弩級回復モードと化した回復による魔力回復をした。手元に滅びの魔力を作り出すが威力は先程よりも低いが。
「流石に私達はもう戦いたくないわ。貴方のような邪悪な存在は消し飛ぶべきよ、幸い私達はアーシアの回復により戦闘前の力が全回復したしたわ。魂までも削れて完全消滅可能でも、完全復活不可までの威力なら再起不能にしてあげるわ」
リアスがトドメの一撃を放とうとすると、俺らだけ気配感じ取れた。数秒後に感じ取れたグレモリー眷属、この空間に足を踏み入れる者が出現した事により魔力を練るのを止めた様子。それ程の強者だと感じたらしいが、ソイツから放たれるプレッシャーと気配に後退しそうになる。黒ずくめの男が立っていたけど、俺だけ通常通りに話し掛ける程余裕があると。
「誰だと思えばクロウじゃねえか、何故ここに居るんだ?」
「何、グレンデルがヤバい状態だから出て来ただけだ。ドラゴンヘッドだけとなったグレンデルよ、一度退いた方が身の為だ」
その男は歩きながら俺が通常運転で挨拶するのか、クロウも余裕のある挨拶しながら視線をグレンデルに向ける。奴もクロウが来た事によって気付いたようで、頭だけの状態
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