第4章
3節―刹那の憩い―
唐突に起こす素
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いたいのかは大体理解できたらしかった。
―なにやってんだ私…って言いたかったのか。
つまりは、あまりの恥ずかしさに言葉として成立せず、ただのうめき声になったのだろう。
―まぁ、それだけ喜んでくれたってことかな。
というソウヤ自身も、内心嬉しかった。
この世界ではもちろん、元の世界でさえ“こんなこと”をしたことは一度も無かったのである。
同級生の男子と小さい頃は馬鹿やっていたが、女子と遊んだ記憶が全くない。
「…ありがとな」
「ぅう……」
呻いて恥ずかしがる深春に、ソウヤは聞こえてないのを承知で感謝を述べた。
…少し、世界神を倒したら会えないのだと残念に思う気持ちを押し殺しながら。
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