暁 〜小説投稿サイト〜
グランドソード〜巨剣使いの青年〜
第3章
1節―最果ての宮―
ダンジョン
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いうのをソウヤは持っていないのだ。
 今までは我流…というのも恥ずかしいほどのゴリ押しを続けてきたのだから。

 ―このダンジョンでは巨剣はまず使えない。頼りになるのはステータスと経験、そしてこの狭い空間でも戦える動きだ。

 ソウヤは、リザードマンエリートの死体を一旦ストレージに突っ込む。
 後々、食用と武具の材料にするためである。

「一旦、帰るか」

 ソウヤはそのまま帰ることにし、きた道を戻っていく。
 一応、ここまでは一本道だったのでそのまま戻るだけである。

 ―目標、ダンジョンから脱出する。やるべきこと、剣術を戦いから学ぶ…多分リザードマンエリートなどから真似したほうが効率がいい。あとは…戦いの経験、だな。

 ソウヤはやるべきことを考えながら、セーフティエリアの扉を開けた。
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