第2章
3節―始まり―
――そして
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0と中級1体に下級2体だな」
「えぇ、わたしとナミルもエレンと同じ数を」
「もとよりそれだけ頼むつもりだった。俺は上級1体と1000相手する」
軽く相手する数を決めると、ソウヤはしばらく歩く。
その後馬を街に向けて放ったあと…ソウヤは黒鏡破を取り出すと巨刀化させる。
「じゃあ先に突っ込むぞ」
「あぁ、頼む」
エレンの言葉を受けると、ソウヤは一瞬にしてその姿をかき消した。
そしてソウヤは数十秒のうちに1kmもある距離を走ると…すさまじい早さの剣速でまずは100…かたずけた。
魔物たちには瞬時にしてソウヤが現れ、知らぬうちに100削れたことになる。
そのことに混乱して下級の魔物たちはその場から離れることができない。
その間にドンドン敵の数は削れていき…とうとう2500まで削れてしまった。
そしてソウヤの前に魔族合計7体が現れる。
普通なら軽く気絶する光景だが、ソウヤは不敵にニヤッと笑って――
「だれも、俺1人だと言ってないだろ」
――真横に通過する人影2つを見送った。
下級魔族が2体…その人影によって切り裂かれ、その生命を儚く散らす。
血飛沫を上げて倒れる下級魔族の前に立っている人影…言わずもエレンとルリである。
その訳の分からない光景に魔族らは呆然とした。
当然である、いつも群がらなkれば自らを倒せなかった存在がたった1人で下級魔族をたおしてしまったのだから。
そして、その真っ白になった感情は一気に恐怖になり…そして怒りとなって沸騰していく。
「お前らは殺す」
上級魔族のその言葉によって、魔族5体とソウヤら5人は戦いを始めた。
上級魔族はソウヤに対して手に持つ血のように赤い巨大な槍で突きを放つ。
それをソウヤは軽々と避けると、巨刀となった黒鏡破を上段に構え振り下ろした。
「っ…!」
言葉にない声を出し、上級魔族は地面に突き刺さった槍を瞬時に戻すとその攻撃を防御してみせた。
そこでソウヤは感じる、あまりにこの魔族が弱いことに。
力を最大までためて…一気にソウヤは解き放ってみる。
「ぐぁっ!?」
すると面白いように上級魔族が突き飛ばされ数十mは吹っ飛んだ。
あまりの弱さにしばし呆然となるが、そこで2つの仮説に思い当たる。
1つ目は単純にソウヤ自身が強くなったせいで、上級魔族を弱く感じたのではないかということだ。
この仮説は多分あたっている可能性が近い。
なぜなら初めの上級魔族を倒した時の攻撃力は15000だが、現時点では450500だからだ。
この差はだいたい30倍に近いことになっている。
2つ目は上級魔族にも強弱の差があるということだ。
これ
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