第2章
2節―運命が許さない旅―
ソウヤの苦悩
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やくみんなを元に戻したいという気持ちは十分にあった。
ただ、ソウヤ自身は知らなかった、そのみんなを戻すという目標が、今までにないくらい難しく辛いことだということを。
それを知っていたルリ、だがヴェルザンディの監視がある限りそれを言えることはかなわず、ただそれにうなずく事しか出来なかった。
ただ、ルリの中ではずっと一緒に居たいという気持ち…つまり恋心も確かに存在した。
ソウヤは鈍感ではないのでそれに気が付いていた、エレン、ルリにはソウヤに対する恋心が存在し、レーヌにも出来始めていることを。
「ルリ。俺は大丈夫だ…」
「…はい」
ただ、今のソウヤにはそれにこたえることは出来ないのだ、なぜなら、ソウヤ自身もこの世界からすればただの異世界人で、帰るべきものの1人なのだから…。
だから、今のソウヤにはどうすることもできなかった。
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