第2章
1節―旅の中で―
6回目の『軍勢の期』に向けて…
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こっち派じゃない」
ソウヤはそうだったと思い出して、アケノに見えないように月文字魔法を解いて、口を開ける。
それは日本人にしかわからない、つまり現代語だった。
「…そんな装備で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題ない…え?」
「ザ・」
「ワールド…えっ…ちょっとまって…?」
「神は言っている」
「ここで死ぬ定めではないと…って、本当に…?」
「リア充」
「ばくはつしろぉおおお!って、やっぱ日本人…?」
ここまで話すとさすがにソウヤを日本人と思い始めた、だから最後にソウヤは決定的な言葉を吐く。
「X…」
「バアアアァッァァァァナアアアアアア!!って、なんで私が好きな技の名前を…ってまさか…あなたって…」
ここまで来るとアケノはソウヤの事を思い出してきたのか、暗闇でよく見えないが肌に汗が滴りに偽笑いをみせる。
ソウヤはアケノには悪魔にしか見えない笑みを浮かべてこう言い放った。
「よう、懐かしいな。アケノ…いや、明乃」
「は、はいッ!おかげさまで先輩ッ!」
「し、知り合いなのか…?」
ソウヤとアケノ…明乃の会話の意味不明な言葉で放心状態だったエレンは、ソウヤにそんなことを訪ねる。
ソウヤは苦笑いを浮かべると、明乃に顔を向けて口を開ける。
「まぁ、な。それより明乃、俺たちは防具を作ってほしいんだ。もちろんやってくれるよな、適正価格で…な?」
「は、はいッ!も、もちろんですッ!この『防具匠』の命を変えましても…!」
ソウヤはそれにうなずくと、アイテムストレージからアイテムをどさりと置き、エレンには騎士鎧、ルリにはスピード系の服を頼んで13万払いソウヤたちは後にした。
そして1週間と5日後、ソウヤたちは再びシルスの地面に足を踏んだ。
ソウヤは腰には『サイレン』と新しく作った漆黒の刀『黒鏡破』を背負っていた。
エレンは『騎士鎧』という純白の重鎧を着て、鎧と同じ純白の大剣『天使雷鳴』を背負っている。
ルリは『俊服』という茶色の服を着てその上に素早さを高める『瞬衣』という焦げ茶色のフードを着ていた。
武器には『黄金固地』という黄金色をした長剣に『音速白銀』という白銀の短剣が携えられている。
と言ってもソウヤは目立つからと言いみんな普段の防具にもどっているが。
「…急いで王都へ向かうぞ」
「了解だ」
「わかりました」
こうして、ソウヤたち一行は休む暇もなく王都へ向かっていくのだった…。
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