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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第2話 『あなたを感じさせて』
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の家に来た事はあるが……、1人で 1対1で と言われたら……やっぱり無い。絶対無いと言える。
珍しい所の騒ぎではない。
「……それで、レイナはどうしたの? 正直、あの子がいないから 珍しいんだって思ってるんだと思うけど」
「あぁ、今日は家の用事があるそうだ。アスナもALOには今日は来られないらしい。後は――」
指を振ってリュウキはフレンド一覧を確認。
アスナとレイナの2人はログアウト状態になっているのが判る。仲間内で言うなら、今入ってるのはキリトやリズ、クラインくらいだ。
「ああ、ユイもいるな。キリトと一緒みたいだ」
「まぁ キリトがいれば、ユイちゃんも寂しくないでしょ」
「同感だ」
「……勿論、それはリュウキにだって当てはまるわよ。ほんとに……好きなんだから」
「……そう、だな。そうだったら嬉しいよ」
「そうに決まってるでしょ」
私だって、と シノンは思わず言ってしまいそうだった。けれど――
まだ
(
・・
)
口を噤む。
「………っ そ、それより今日はどうしたんだ? 何かオレに聞きたい事があるとかって聞いたが」
リュウキもやっぱり直接的に言われたら恥ずかしいのだろう。
話題を逸らせる様に言う。それを見てシノンは軽く微笑みを浮かべて。
「ん。そうね。弓のスキルについていくつかあるのと、今のスキルスロット内のバランスについてだけど……」
「ああ」
まず最初は ゲーム内の事。
いきなり本題に入ってしまえば 妙な勘ぐりをされてしまうかもしれない。
だが シノンの日ごろの行いが良い為か、或いはリュウキが極端に警戒しているの相手が限定されている事もあるのか 別に直ぐに本題に入った所でまるで問題が無かったのだが…… 慎重を期す事を選んだのはシノンだから仕方がない。
「熟練度も上がってきて、命中補正も結構プラスになってると思うんだけど……」
「ああ、それはシノンには必要ない事だと思う」
「そうなの?」
「ん。命中精度は GGOで言う
着弾予測円
(
バレット・サークル
)
と似た様なものだからな。補正がプラスになればなる程、伸縮の幅が変わる。そんな所だ。……それで その精度に頼る訳じゃないだろ? シノンは。
狙撃
(
スナイプ
)
するのに」
リュウキが片目をぱちんっ と瞑ってそう言う。
ちょっとしたその仕草でいちいち ドキっ としてしまうのは 2人っきりだからだろうか。……いや リュウキと2人きりだった事は何度かあるけれど、そんな事は無いと思う。
そう、今日は違うから。いつもとは……少し違うから。
「そう、ね。そんなのに頼ったりはしないわよ。……私には、優秀な
観測手
(
スポッター
)
。優秀な
相棒
(
バディ
)
がいるんだから。……そう、でしょ?」
シノンは
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