暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第2話 『あなたを感じさせて』
[12/12]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
るし」
「自分で自分を判らない事だってあるしな。そこまで精度が良い効果かは判らないが……、まぁ 試してみるのも悪くないだろ。……ん。じゃあ よろしく頼む」
きたっ!
と心の中でシノンは盛大にガッツポーズ。
リュウキは軽く目を閉じている。剣での一撃が無ければ効果は得られないから、それに備えているのだとも思える。
そんなに強くしない、とシノンが言ったが、『全部を感じてみたい。眼を閉じる事で……視えるものだってある』と言っていた。
シノンは、その事を訊いて少しだけ また、少しだけ顔が赤くなった。
「(――じゃあ りゅ、リュウキを……。あなたを、感じさせて………? とても、リュウキの事が……ほ、欲しかったから。今日以上は もう……望まないから)」
シノンはゆっくりと剣を持ち上げた。
『じゃあ行くよ?』とリュウキに一言いって 『ああ』と最終確認も済ませた。
ここから先は、何が待っているのだろうか――。
アルゴの情報も確かに精度が高い事で有名だが、それでも今この瞬間に間違いだった、と言う結果が出たとしても、不思議じゃない。それ程までに天文学的な程の確率の 展開なのだから。
でも、そうだとしても、シノンにとっては踏み込むには十分過ぎる事。これ以上なく、ここで逃す訳はない。
シノンは、剣を手に見立てて、リュウキの頭を撫でる様に。
あの時 怖いとその胸に抱き着き 頭を撫でてもらった時の様に、ゆっくりと優しく剣を リュウキの頭に振り下ろしたのだった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ