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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、住人から話を聞く
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甘える事にして一同はパガヤとコニスの家へと御呼ばれする事にした。その途中でこの空島に存在する雲の種類に付いての説明を受けた。この空には船で進めるような<海雲>とその上に浮かぶ歩ける<島雲>が存在しているらしい、この雲は地上に存在する海楼石という好物に含まれる粒子が空に上がり水分を得た時、その時の密度によってこの二つの雲のいずれかになると言う。そして着いた家ではパガヤとサンジが調理に入りその間にコニスが(ダイヤル)についての解説を始めてくれた。まず一つの貝をルフィへと手渡した。

「何だこれ?貝殻か」
「はい、それに向かって何か話して見てください」
「よし。う〜ん、ウソップのあほ〜!!」
「いやなんでなんでな〜んで俺だよ!?」
「フフフッ、それじゃあその貝の殻頂を押して見てください」

貝殻に向かって何故かウソップへの罵倒が放たれるとルフィは言われるがままにその貝殻の天辺を押して見た。すると……。

『う〜ん、ウソップのあほ〜!!』
「うわウソップが貝に馬鹿にされた!?」
「いやお前の声じゃねえか!?」
「凄い!音を記憶したんですね!?」
「これが、貝か」

コニス曰く貝には様々な種類などがあり今ルフィが使ったのは音を記録、再生する習性があるというトーンダイヤルだという。

「面白〜い!!もしかしてウェイバーもそれで!?」
「はい、トーンダイヤルではなく此方ですが」

棚の上に置かれていた貝を手に取りそれを窓の近くに掛けられている風鈴へと向けながら殻頂を押す、すると貝殻から風が吐き出され風鈴が耳障りが良い音を鳴らした。こちらの貝は風を貯え自在に排出する事が出来ると言うブレスダイヤル、これを船尾に取り付ける事で軽い船ならば動かす事が出来ると言う。

「成程、風を受けるんじゃなくて自分で風を起こすから自由に動けるのね。面白〜い!!私ウェイバー欲しいわ!!」
「あれでもナミさん、俺たちもう持ってるんじゃないか?」
「あらお持ちなんですかウェイバー?」
「……?あっルフィさん達が海中から拾ってきた中にそんな物がありましたね!」

そう、海中へ沈んだ船のサルベージ。それを行った際に拾ってきた様々な物の中にかなり古く壊れていると思われるウェイバーのようなものがあった。今思えばあれがウェイバーなんだと理解するが200年以上昔の物だからもう動かないでしょ?とナミが言うがコニスはそれを否定した。

「基本的には貝は死骸を利用しますので、それ自体が壊れていないのであれば大丈夫だと思います。お食事の後父に見てもらいましょうか、父はダイヤルシップのエンジニアでもあるんです」
「わぁ助かる!!是非お願いするわ!!」
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