暁 〜小説投稿サイト〜
機動戦士ガンダム・インフィニットG
第十四話「城を抜け出した赤い貴公子」
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で、礼儀の仕方がなっちゃいないな?」
「最近の女子って、みんなそうですよ?」
「私は、これでも女性を見る目は厳しいのでね?」
「同感です」
その後、僕は商店街でシャアとお好み焼きの食事会をした。慣れぬ手つきでお好み焼きを焼くシャアは実にお茶目に見えた。
食事の後は、シャアがとあるゲーセンに行きたいと言い出し、僕は彼と港で噂のゲームセンターへ出向いた。
僕は、普段ゲーセンは騒々しいから苦手なんだが、たまには気分転換に業務用ゲーム機にコインをつぎ込むのも悪くはない。
そして、シャアはキザな風格顔負けのテクニックで対戦相手の僕を圧倒した。
MSの対戦ゲームで、僕は何度もシャアに連敗を食らった。彼の繰り出す突進と共に腹部への蹴り込みコンボは伊達じゃない……
「シャアさん、強すぎですよ……」
「これぐらいでは、まだまだだな?」
「僕の完敗です……」
「ところで……アムロ君、その緑色の球体は?」
と、シャアは僕が小脇に抱えているハロを興味深そうに見つめた。
「ああ、僕の相棒でハロっていうんです。ハロ、挨拶しな?」
「ハロハロ!」
ニッコリと、ハロは元気に耳をパタパタさせる。
「ほう? ペットロボットというやつか?」
「僕にとっては、一番の親友なんです。そうだ! ハロ、写真だ」
「写真?」
「シャアさん、記念に写真撮りませんか?」
「うむ、いいだろう?」
僕とシャアは、二人並んでハロの自動シャッターでバーチャルアイドルをバックに一枚の写真を撮った。
「うむ、いい出来だな?」
シャアはその写真を見て微笑んだ。

「そう簡単には、見つからぬか……?」
新宿のど真ん中にて。白い半袖のワイシャツに黒いズボンを穿いた、いかにも夏のサラリーマンを連想させる姿でガトーは、捜索対象であるキャスバル・レム・ダイクンの写真を片手に、唸った。
「少佐〜! こちらは手掛かりありませんでした〜!」
タキシード姿のマシュマーが、バラを片手に駆け寄ってきた。
「貴様……目立たぬ服装にしろと言ったはずだぞ!?」
「何をおっしゃいます! これこそ、私の勝負服……ゴホン! 私の普段着であります!」
「後言を撤回して、前言を再宣言しろ?」
しかし、そんなガトーの後ろからキャラも戻って来た。クラブで踊るミニスカ女子のド派手な格好で……
「少佐! あたいの方も居なかったよ?」
「キャラ・スーン……! 貴様も、あれほど派手な服装は慎む様にと言ったはずだぞ!?」
「だってぇ〜! これはあたしの勝負服なんだよ!?」
「マシュマーよりもストレートだな貴様! それよりか、私の説明を聞いていなかったのか!? お前たち!!」
「ガトー少佐〜! マシュマー様〜! キャラ様〜! こちらには居ませんでした〜!」
と、最後にゴットンが戻って来た。アロハシャ
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