第十四話「城を抜け出した赤い貴公子」
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下を歩くキャスバルにラルは焦りをやめない。
「心配したのですよ!? 私めの血圧が上がってしまいますよ〜!!」
「ラルには心配をかけたな? すまん。ところで……なぜ、私が日本にいるのがわかったのだ?」
「ああ……それは、フラナガン博士のところのお嬢様が、王子の居場所を見つけてくださったのです」
「なんと! あの少女が……?」
キャスバルは、立ち止まった。確か、ニュータイプ研究所の最高責任者フラナガン博士の助手としてでも活躍しているあの少女を、シャアは思い出したのだ。
「確か、ララァとかいったな?」
シャアは口元を緩ませる。
*
MS学園会議室にて
「ドイツがDG細胞を独占した証拠は見つからなかったそうです」ユウ
「やれやれ……そんじゃあ、いったい誰が犯人なんだかねぇ〜?」スレッガー
「OZの方も知らねぇんだとさ?」エイガー
「バルチャーやジャンク屋共が偶然拾ったという可能性も否定できないが……」バニング
「とりあえず、今後もIS委員会への警戒を怠らぬよう……そういえば、IS学園へ派遣した学徒と教員らの最終課題は?」レビル
「はい、7月の臨海合宿が最終課題です」シナプス
「そうか……うむ、今後はより警戒を強め、監視と任務を続けるように。
それと、現在アムロ君が乗るオリジナル・ガンダムに関して嶺博士から御話があるそうだ」レビル。
「皆様、今回はこの場をお借りしてご説明したいことがあります。今後行われる臨海合宿において、専用追加装備を着用した改良型ガンダムを模擬演習に参加させるようにとの指令が連邦政府より下りました。よって、オリジナル・ガンダムに追加パーツを装備させた改良機に代えたいのでありますが……教員の皆様から同意を得たいのです」
実の息子をテストパイロットにするということはわかっている。しかし、あくまでも模擬演習ゆえに心配はいらない。
教員からも同意は得られ、テムは追加装備を施され、より強化されたガンダムの改良機である名を紹介した。
「その名は、パーフェクトガンダム!」
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