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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第580話】
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を赤くしている。


「……私も優勝したいもんっ! 美冬も出るよ! お父さんやお母さんが見てても、出るもん!」


 美春も決意したらしく、出場宣言した。

 親父はというと――。


「くぅっ! 娘が恥ずかしい思いをするのは親としては敵わないが、娘のスタイルを見れるというのは棄てがたい!」


 ――お巡りさん、此方です。

 それはさておき、母さんは笑みを浮かべるだけだった。


「で、出るしかないよね……。 は、恥ずかしいけど……」


 未来も出場宣言、これで全員コスプレ生着替え走を走ることが決定した。


「じゃあ、各代表は補佐する子を十分以内に選出してねー!」


 最後は楯無さんがしめると、各代表は一斉に協力してくれる子を探し始めた。

 一段落し、持っていたスポーツドリンクを一口飲む。


「ヒルトくん、多分これから色々と言われるかもしれないけど、気にしちよダメよ?」


 楯無さんは気を使ってかそう告げてきた一方で、反対側に座っていた一夏は――。


「え? ヒルトって何か言われる様な事したのか?」


 ――という的外れな事を言ってくる、楯無さんは小さく溜め息を吐くと。


「一夏くん、ヒルトくんの今の立場って君ほど安定してないのよ。 今其処の来客席に居る人達、IS委員会の人間なのよ」

「へぇ。 さっき挨拶されたけど、わざわざアラスカから来たんだな。 ご苦労なこった」

「そう、わざわざアラスカから視察に来たの。 理由は委員会会長、レイアート・シェフィールドさんから訊いているわ。 ……ヒルトくんが、代表候補生に選出されても問題ないかって」


 何か俺の知らない所でえらく話が進んでるんだな。

 ……とはいえ、選出されるにしても活躍が無きゃ難しいだろうし……今は気にする必要は無いだろう。


「ふーん。 そういやヒルトってまだ代表候補生じゃないんだな」

「そうだけど、何か問題あるか?」

「いや、問題は無いぜ? ……でもさ、箒だって選ばれてるのにヒルトだけ選ばれてないのは何でかなって思っただけ」


 これに関しては俺がISランクEだからだろう。

 いくら最初に搭乗した男の操縦者とはいえ、落ちこぼれに税金払って給料支払いたくはないだろうし。

 箒は一応日本の代表候補生という事で落ち着いた。

 勿論今も箒の実力を懐疑的に見る子がいるのも事実、この辺りは箒自身が挽回するしかない。

 それはさておき、俺個人はこれ以上この話をしても仕方ないと思い――。


「とりあえず、この話はおしまいで。 もうそろそろ補佐する子の選出が終わりそうだし」


 そう言うと、ほぼ全員が既に選出を終え
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