暁 〜小説投稿サイト〜
木場きゅんに憑依した俺は皆に勘違いされながらも生きていく
油断していると転生するよ
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飯の時間等を使ってこの施設の事を色々聞けた。

ここに集められたのは全員親から売られた子供達で、苗字が無くここでは被検体No.で呼ばれている。

ここは原作通り聖剣の実験をしていて、今は世界中から大量に子供達を集めている途中らしい。

そのため、多種多様な人種が集められている。黒人白人等々。

さらに言えば大体の子供は皆親から捨てられたショックで、笑顔がなく死人のような目をしている(虞淵とイザイヤのみは元気)

そして、全員が主のためにと心に言い聞かせている。それは正しく洗脳意外の何物でもなかった。





てか何でそんな多種多様な人種がいるのに、言葉が通じるのかはあんまり深く考えないでおく。これ大事要チェック!!


食事も取り終えると、ストレスで死なないようにか自由な遊びの時間がやって来る。

しかし誰も遊ぼうとせず、どこかに座って空を見上げる事しかしていない。


そんな中2人はどうすればいいかを話し合っていた。


「何か面白い事をしてよ」
「無茶ぶりにも程があるぞイザイヤ。残念だが熊やライオン程度しか殺れないからな......皆が楽しめる事は流石に」

おい、何か今普通に面白そうな事言ったろ。熊とライオン殺る?なにそれ超見たい。すこぶる見たいんだが。

話し合いをその日続けても一向に考えは纏まらず、結局何も解決すること無くベッドへ飛び込む。


ほんのり柔らかい枕に顔を押し付け今後の課題を考える。確かに笑顔がないのは問題だが、一番の問題は因子を取り除いた後全員始末される事が問題なのだ。


一体どうすれば皆を助けられるか考えながら、ゆっくりと瞳を閉じ自然と眠っていく。

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