暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜英雄の力を持った少年達の物語〜
第6話:不死鳥、再び!

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 あれから時間が経過し、現在放課後。

 あの後、授業が始まるチャイムが鳴る直前、ギリギリの所で速水が教室に入ってきた。

 その後、普通に授業が始まり、少しずつ時間が過ぎていき、気づけば、もう放課後だった。

「オーイ、真!一緒に帰ろうぜ!」

 下足で靴を履き替えようとしたところ、大きな声で速水が俺に誘ってきた。

「お前には高町達がいるだろ?」
「そうなんだけど、昨日フェニックスがお前の前に現れたろ?」
「…あ、ああ、そうだが……それとこれと何か関係あるのか?」
「関係大有りだ。それにお前、まだ慣れてないだろ?」
「戦いか?」
「それもあるが、この世界全般だ」

 なるほどな。コイツ、意外とそう言うのに、気を付けてるんだな。

 だが、

「悪いが、気持ちだけ受け取っておく。俺自身、自分の目でこの世界を確かめたいんだよ」
「……わかった。そう言うことなら仕方がない。それなら連絡先を交換しないか?」
「……それなら構わない」

 お互いに連絡先を交換した後、速水は高町達のもとに向かい、俺はそのまま帰路を歩いた。

 その途中、このまま帰っても暇だな、と思った俺は近くにゲーセンがないかデバイスのゼロに問い掛けた。

「なぁ、ゼロ。近くにゲーセンないか?」
〈……少し待ってください〉

 俺の問い掛けに何も疑問を持たず、ゼロは近くにゲーセンがないか検索し始めた。

 と言うか、ゼロ、少しは主人に際して文句の一言や否定しても良いんじゃないか?
 自分で言うのもなんだが、主人にこんな頼まれ方をされて嬉しくないだろ?

〈……マスター、断念ながら、この近くにはゲーセンがありません。一度帰った方がよろしいかと思います〉
「そ、そうか。そう言うことなら仕方がない。一度家に帰るか」

 脳裏で俺がそんな事を考えている中、ゼロは俺にそう提案し、俺はそのゼロの提案に承知し、家に向かおうと歩き出した。

 ―――その時、

「見つけたぜぇ!暗闇真!」

 赤い不死鳥をモチーフにした怪人、フェニックスが俺の目の前に現れた。



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