第四章 RE:BIRTH
綺堂唯子
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までしゃべり通しだ。
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「おいおい・・・・注射はやめてくれよな。苦手なんだ」
「なに、上手にやりますがら、痛みは感じませんよ」
「そーかい(プスッ)・・・・・ウぐっ!?」
「バイタルは?」
「正常です。暴れているのは、おそらく薬に抵抗しているからかと」
「だ・・・から言ってんだろ・・・・そんな薬何本打ちこまれ・・・・たって、今の俺なら・・・・いくらでも耐えられるぜ・・・・・うぷっ」
「ふむ、まだ行けそうですね」
「ハッ・・・おウッ!?がァ・・・・ッは・・・・」
「翼人に薬物が効かないわけではないのですが、彼は強いですねぇ」
「こちら側に引き込むのは無理では?」
「まだ時間はたっぷりある。それに、改造できれば問題はないでしょう」
「・・・・ですね」
「ガァァあああああああああああ!!!!やってみろォア!!全部の血液垂れ流してでも、テメェらの思い通りには動かネぇぞ!!!ッ!?ゴォあぁぁあアアアア・・・・・・!!」
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「綺堂さん。この写真の彼、見覚えないかしら?」
一段落ついて、ティアナが再び唯子に聞く。
クロスミラージュの映像には、蒔風を連れ去った青年が映っており、そしてそれを見た瞬間、唯子の相貌が見開かれた。
「これ・・・どこでですか!?」
「え?ちょ!?」
「この写真!!どこで撮ったんですかっ!!!」
ドタン!!
ティアナの体を揺さぶり、しまいには床に倒して唯子が激しく聞く。
もはやその風体は「聞く」というよりは「問いただす」といった方が正しいかもしれないが。
「ちょっとちょっと!!落ち着いてって!!」
「その写真をどこで撮った!!教えろ!!!」
「だぁ〜かぁ〜らぁ〜・・・・どけっての!!!」
押し倒されたティアナも、人の話を聞かない唯子に落ち着くように言うがやはりそこは人の子である。
この状態で叫ばれれば、ムカッとする。
ティアナは言いながら唯子の手首を掴み、寝ながらだというのにそれを捻って投げ、ベッドに倒した。
「落ち着きなさいっての!この写真は、先日私たちが戦った時に撮ったもの」
「その様子だと、ただの知り合いってわけじゃないようだが・・・・まさか?」
あの体勢から投げられてびっくりし
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