第四章 RE:BIRTH
見誤る戦力
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向きを変えて剣を振るう。
そして空間に亀裂ができ、その向こうへと青年が消える。
ティアナがその背中を掴もうと腕を伸ばすが、青年に蹴り飛ばされて地面を転がる。
そして、亀裂も消えて、二人は跡形もなく消えてしまった。
特殊な方法なのか、行き先も探知できない。
「う・・・うぅ・・・・うわぁぁアアアアアアアああああアアアアアアア!!!!」
ティアナが地面に拳をぶつける。
思っていたほどの衝撃はなく、ザフッ、と力なく拳が砂にめり込む。
彼女の足元の砂が、涙で固まり、すぐに乾いていった。
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「「ハイパークロックアップ!!!」」
《《HYPER CLOCK UP》》
ハイパーフォームのカブトとガタックが、G4に追いつこうとそれを起動させる。
瞬間、クロックアップのスピードで動いているほかのメンバーの動きも止まり、世界は三人だけのものとなった。
G4のハイキックをカブトが潜って回避し、ガタックの蹴りを腕でガードする。
そのうちにカブトがパーフェクトゼクターで腹部を斬りつけて押し付ける。
するとガタックエクステンダーが背後から現れ、ボード状になってG4を押さえつけた。
と、そこでハイパークロックアップが切れる。
動きを封じられたG4はすでにいくつか喰らったダメージのせいか、複数個所がすすけており、装甲にもひびが入っている。
《FINAL ATTACK RIDE―――DE DE DE DECADE!!》
そのG4に、止めとばかりにディケイドのファイナルアタックライドが発動する。
が、G4のどこにそんな力が残っているのか、ガタックエクステンダーを跳ね上げ飛ばしてそのキックを回避した。
そこに振るわれるフェイトの大剣。
両腕でそれをガードするが、ついにその装甲が弾け飛んでG4の体が地面を転がる。
「「「ゼァッっ!!!」」」
と、その火花を上げる右腕に霞と翠の斬撃が命中し、一撃目で切れ込みを入れ、二撃目で腕を切り落とした。
さらにセイバーのエクスカリバーが胸を貫き、引き抜かれて五体が揺れる。
ピガガガガガガガガガ!!!!と異常な電子音を火花を散らし、G4が魔力をため込むランサーに向かってクロックアップでの妨害をしようとするが
「させっかよ!!!」
それを背後から一刀が掴みかかって止めた。
暴れるG4だが、無理がたたったのかベルトは煙を噴き出し続け、ランプが異常に光
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