第四章 RE:BIRTH
砂漠の死闘
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その山を一気に駆け上がり、G4の目の前へと到達し
「ウグォッっ!?火炎放射器!!?」
G4の周囲の隙間から吹き出してきた火炎に押し返されて地面に着地する。
直後、熱を纏ったG4が即座に自分へと冷凍砲を撃って冷却する。
熱疲労でバキバキと兵器にヒビが入るが、即座に新たなものが飛び出してきて意味がない。
むしろ砕けた鉄片などを爆破で飛ばしてきて、散弾のようにして来ている。
「くそッたれ・・・近づけねェ、攻撃が効かねぇってんじゃ、どうしろってんだよ」
「本体を狙えば・・・・」
「相手もそれがわかってるみてぇだけどな」
「だよね・・・・」
そう悪態をつく二人だが、相手は待ってなどはくれない。
要塞の下段から、回転ノコギリのアームが飛び出してきて二人へと襲い掛かってきた。
それをランサーが受け止め、フェイトが切り落とす。
しかし「ピピッッ!」という音がして、その切り落とされたアームが爆発した。
フェイトがバリアを張って防御、その威力に二人が後退する。
要塞の腹の部分がグパリと開き、太陽光線を集めて一気に打ち出してきた。
瞬間的にランサーがフェイトを突き飛ばして飛びのくと、その直線状の砂漠がドロドロに溶けて飴細工のようになる。
そうしているところにロケット砲が撃ち込まれ、避けたところでトリモチ爆弾が彼らを捕えようと襲い掛かってきた。
フェイトがトリモチを焼き焦がして無効化しても、またも現れた巨大なアームが彼女を掴み、ブンブンと振り回してしまう。
「ッッ・・・・あ・・・・!?」
その勢いに呼吸が出来なるフェイト。
するとその腕が止まって、要塞からガキョンと二股の槍のようなものが突き出てきた。
その先端にどんどん電気が溜まって行き、二つの磁極によって鉄塊が打ち出される。
「なっ!?レールガ・・・・・」
「させるかァ!!!」
ギャギィ!!と、そのレールガンの根元にゲイボルグが突き刺さり、根元が傾いてその方向を少しだけ変えた。
根元では少しでも、先端では大きな傾きだ。
フェイトが必死になって首を逸らし、そしてレールガンが彼女の顔から二メートルのところを通って行く。
そしてランサーがアームを切り落とし、着地と同時にフェイトが要塞の中腹を斬り裂く。
ギィィいいいいいい・・・・ギョゴォン
そんな金属がきしみ、砕けるような音がして要塞が一瞬揺らぐが、そこもすぐに治っていってしまった。
無限に兵器を生み出していくG4。
もはや、個人の持つ戦力では勝てない。
「ッッアォア!!突き穿つ!!!!」
ギィイイ!!ドドドンッ
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