第四章 RE:BIRTH
青年、来る
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「クソ・・・・・」
舌打ちするランサー。
G4には魔力感知の装置でもついているのか、こちらが溜めはじめると無茶苦茶に妨害してくるのだ。
しかも装甲を感じさせないくらいに身軽だ。
速いわけではないのだが、回避だけはしっかり取っているのも憎たらしい。
「ランサー!!」
「お、ねェちゃん!!あっちは?」
「舜が受け持ってる。問題ないと思うよ」
「そうかい」
そこにフェイトが合流してきた。
ライオットを構え、特に前置きもなくG4に向かっていった。
一瞬で背後に回り、その首を落とそうと振りかぶるフェイト。
しかし、G4は銃口のみを脇の下から後ろに向け、フェイトに向かって発砲した。
一撃で必殺技クラスの威力を持つ銃だ。
フェイトは瞬間的にバルディッシュを大剣にしてそれを受けたが、魔力刃にひびが入って、身体が後ろに下がっていく。
その隙にランサーが再び宝具を放とうとするが、砂の中に腕を突っ込んだG4が、隠してあったのか四連ミサイルランチャーをガボッ、と取出し、ランサーに向かってぶっ放した。
「ィイ!?」
それに冷や汗を流して動き始めるランサー。
G4を中心にして円を描くように、回り込んで走っていく。
と、放たれたミサイルの先端がパカリと開き、そこからさらにロケット花火のようなものが噴き出して、逃げるランサーの位置を追尾していく。
ロケット花火と言っても威力はバカにならない。
ランサーの走った跡に次々と火柱が上がって行き、砂漠の砂を吹き飛ばしていく。
そしてランサーがフェイトと合流し、ハーケンセイバーで弾をすべて撃ち落とすまでそれは続いた。
「無茶苦茶やりやがるぜアイツ!?」
「G3-Xに似ているみたいだけど・・・・」
「面白れぇじゃん。楽しくなってきやがったぜ!!」
「・・・・・まぁね」
バトルマニアの二人に、なんだか火がついてきたらしい。
多彩な武器と言ってもいつかは尽きるはずだ。
そこまで持っていき、一気にカタを付ける。
そうして、改めて二人が武器を構えると、G4が何かを取り出した。
それは手のひらサイズの小さな長方形の箱。
大きな、いや、あれにしては少し巨大だ。USBメモリは通常あんな大きさじゃない。
ベージュ色の外装に「W」と書かれたメモリ。
そして、それが起動される。
《ウェポン!!》
「あん?」
「あれは・・・ガイアメモリ!?」
メモリがG4の首筋から中に入って行き、その形を変えていく。
さて、諸君はこんな感想想った事はないか?
「
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