暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
青年、来る
[6/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「クソ・・・・・」



舌打ちするランサー。
G4には魔力感知の装置でもついているのか、こちらが溜めはじめると無茶苦茶に妨害してくるのだ。

しかも装甲を感じさせないくらいに身軽だ。
速いわけではないのだが、回避だけはしっかり取っているのも憎たらしい。



「ランサー!!」

「お、ねェちゃん!!あっちは?」

「舜が受け持ってる。問題ないと思うよ」

「そうかい」



そこにフェイトが合流してきた。
ライオットを構え、特に前置きもなくG4に向かっていった。


一瞬で背後に回り、その首を落とそうと振りかぶるフェイト。

しかし、G4は銃口のみを脇の下から後ろに向け、フェイトに向かって発砲した。


一撃で必殺技クラスの威力を持つ銃だ。
フェイトは瞬間的にバルディッシュを大剣にしてそれを受けたが、魔力刃にひびが入って、身体が後ろに下がっていく。


その隙にランサーが再び宝具を放とうとするが、砂の中に腕を突っ込んだG4が、隠してあったのか四連ミサイルランチャーをガボッ、と取出し、ランサーに向かってぶっ放した。



「ィイ!?」


それに冷や汗を流して動き始めるランサー。
G4を中心にして円を描くように、回り込んで走っていく。


と、放たれたミサイルの先端がパカリと開き、そこからさらにロケット花火のようなものが噴き出して、逃げるランサーの位置を追尾していく。
ロケット花火と言っても威力はバカにならない。


ランサーの走った跡に次々と火柱が上がって行き、砂漠の砂を吹き飛ばしていく。


そしてランサーがフェイトと合流し、ハーケンセイバーで弾をすべて撃ち落とすまでそれは続いた。



「無茶苦茶やりやがるぜアイツ!?」

「G3-Xに似ているみたいだけど・・・・」

「面白れぇじゃん。楽しくなってきやがったぜ!!」

「・・・・・まぁね」



バトルマニアの二人に、なんだか火がついてきたらしい。

多彩な武器と言ってもいつかは尽きるはずだ。
そこまで持っていき、一気にカタを付ける。



そうして、改めて二人が武器を構えると、G4が何かを取り出した。

それは手のひらサイズの小さな長方形の箱。
大きな、いや、あれにしては少し巨大だ。USBメモリは通常あんな大きさじゃない。


ベージュ色の外装に「W」と書かれたメモリ。


そして、それが起動される。


《ウェポン!!》



「あん?」

「あれは・・・ガイアメモリ!?」



メモリがG4の首筋から中に入って行き、その形を変えていく。



さて、諸君はこんな感想想った事はないか?


[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ