第四章 RE:BIRTH
青年、来る
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「舜!?」
「くそ!!あっちはご指名らしいな!」
後ろから蒔風が来ないのに気付いた二人。
しかし、こっちももう戦っている。間に合わない。
ランサーの相手はセイバー、フェイトの相手はG4と、有利になるようにすすめたかったのだがどうも相手はそうさせてくれないらしい。
セイバーの振るった縦の一太刀が砂漠に大きな亀裂を生み、それを左右に分かれて回避した瞬間につかまってしまった。
六人の死人兵士も三人ずつ分かれている。
セイバー(模造品) VS フェイト、そしてG4 VS ランサーの構図が、こうして出来上がった。
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「なんだお前!?相手にしてる暇はない!!」
「・・・・・・・」
急いで二人を助けに行きたい蒔風だが、この青年が邪魔で先に行けない。
年は蒔風よりも四つほど下か。
服装は一般人の物とそう変わらなく、首にはリングが取り付けられている。
(死人?・・・いや、違う。あの少女と同じ感じだ。こいつ生きてる!!)
考えながら相手の攻撃を受け、蒔風が後回し蹴りで踵を青年の腹にめり込ませ、その体を吹き飛ばした。
今はフェイトたちだ。
「あとで相手してやる!!」
そう叫び、フェイトの元へと走る蒔風。
ランサーのゲイボルグは宝具だ。
そして、宝具を破壊する術など、人の身を超えた大魔術でしかありえない。
そう考えると、フェイトを助けに行くほうが優先される。
そのフェイトは、何とかして刃を回避して相手の首輪を狙っている。
しかし、この刀は受け流すことも逸らすこともできないのだ。
触れたらそのままヌルリと斬られる。
スパッ、という表現すら許されない切れ味。
そして、セイバーに対しては完全に回避のみで対応している。
(この剣技・・・受けられなきゃどうしようもないよ!!!)
相手の実力は、フェイトに切迫している。
ツインソードの魔力刃も、何度切断されたか。
魔力で包み込んでも物質化した瞬間に寸断される。
雷で攻撃しても、相手の動きで回避される。
だったら
「真ソニックフォーム!!行くよバルディッシュ!!」
《Yes,sir》
ドッッッ!!!
砂漠の砂を蹴り、フェイトの姿が金色の閃光となって消え失せる。
その刃が、一人目の首輪を切り落とす。
その光景にほかの二人が首を振って探すが、そうしているうちに二人
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