第四章 RE:BIRTH
遺跡爆発!!
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、そこで蒔風がもうめんどくさいと「林」を取り出して三人を包むようにボールの形にバリアを張った。
まるでハムスターボール、というかまんまそれだった。
「理樹なら壁全部にバリア張れんだけどな〜」
「これでも十分だよ」
「これだと落とし穴あったら落ちるけどね」
そういってごろごろ転がしながら先を進む三人。
槍やら魔法弾やらが飛んでくるが、たいていはバリアに弾かれて消える。
そうして歩くこと十分後
ここか、とランサーが呟く。
それは遺跡には似つかわしくない厳重な扉だった。
金庫に使われるかのような扉だ。
ルネッサの話とも合う。
そして、そこを開いた。
そこには――――――――――――――
------------------------------------------------------------
「やべぇ!!こっちに来るぞ!!奴ら人間狩りしてやがる!!」
「ボルボダロンの噂はホントだったのかよ!?」
「あの悪魔どもめ・・・・!!」
「なあ!!ここは大丈夫なのか!?」
「逃げたってどう生きるんだ!?どっちにしても同じなら俺はここに残る!!」
リーダーの顔は堅い。
決断が迫られる。
------------------------------------------------------------
「・・・・子ども?」
「なんで?」
扉を開いた先
そこには一人の子どもがいた。
いや、よく見るとその奥にもまだ数人いる。
ぽーーー、とした顔で突っ立っており、三人の顔を見つめていた。
「なんでこんなところにいるの?危ないよ?」
別に時間に追われているわけでもない。
フェイトがその子にやさしく問いかける。
その間に蒔風は見つけたコンソールに手を当て、起動させていく。
ランサーは奥の部屋に入り、何かないと物色していった。
「君たちだけ?お父さんお母さんは?」
「・・・・・」
質問されるも、言葉は発さない子供たち。
奥にいる子は暗がりで顔が見えない。
「そっちの子もおいで?外に出ようよ。危ないよ?」
そういって、フェイトがむこうにいる子を呼んだ。
同時、蒔風がコンソールであるモニターを開く。
検索事項は「兵器」「製造」
そこに、検索結果といくつかの画像が出てきた。
ランサーが奥の部屋を見ていると、壁を叩いた時の音が一部違う。
ためしに槍で突くと、ガラリと崩れて向
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ