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世界をめぐる、銀白の翼
第四章 RE:BIRTH
遺跡爆発!!
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って逃げたらどうする?」

「その時はその時だ。まあ、人生なんてそんなもんじゃないか」

「?」


「いつだって、最期にモノを言うのは実力云々よりも「運」ってやつさ」



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そうして、蒔風たちは遺跡の入り口にまでやってきた。
ちゃんと中に入るかどうかを見るため、リーダーと数人も来ている。


「一応言っておこう。じゃあな」

「ああ、またな」



そういって、中に踏み込む。
三人の姿は、あっという間に暗闇に飲まれて見えなくなった。



「アイツら、何もんでしょうか?」

「わからん。だが、悪い奴らでないことを祈る」

「悪い奴だったら?」

「黙ってこいつをぶち込むだけだ」


そう言って銃をスライドさせるリーダー。

そこに一人の少年が駆け込んできた。


「大変だ!ボルボダロンの奴らが・・・・」

「どうした?」

「こっちの中に入ってきやがった!!バルガの方もやられちまった!!」




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暗闇の中で、明かりが三つ灯る。

それはゲイボルグの先端の炎で、蒔風の獄炎で、バルディッシュのコアの光だ。


少し中に入り、この光が外に漏れないくらいの内部。
思っていたとおりの内装である。


足元は砂まみれ
両脇を石像が固めている


これが映画なら石像が動き出して襲い掛かり、足元の砂が落ちていくところだ。



「大丈夫だよね?」

「さぁ?ま、落ちたら飛べばいいし、襲ってきたらぶち壊せばいい」


そういって、奥に進んでいく三人。
途中途中で人骨が見え、それは何百年以上も前の物だったり、ここ数年の物だったりとまちまちだ。

おそらくはトラップの犠牲者だろう。


「あちゃ〜、理樹連れてくればよかったかな?」

「ねェちゃんから貰った地図あんだろ?大丈夫かよ」

「だってこれ見てよ」



ランサーが地図もあるんだから罠ぐらい平気だろうと言うが、それに答える形で蒔風が地図を見せた。

フェイトも一緒になってそれを見るが、二人の顔が固まった。


「ここにトラップ。それを回避するとそこ以外の足場にもトラップ。飛び越えて行ってもその先にトラップ。どこもかしこもトラップ」

「ってことは・・・・」

「とりあえず踏んでけ、ってこと?」

「鬼畜だ・・・・」


どう選んでもトラップだった。


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