第四章 RE:BIRTH
遊・園・地ッ!
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と、ここでクラウドの声が途切れて静かになる。
「クラウド?クラウドーーーーーーー!!!」
白目、泡吹き、ぐったり
彼ほどこの三拍子の合わない男はいまい。
そしてその三拍子が見事にそろっていた。
パシャパシャ
降りた後、ティファに介抱されるその珍しい彼を、上条がケータイで激写していた。
インデックスなんかは木の枝でつついていた。
五分後、目覚めたクラウドは記憶がすっ飛んでいたらしいが、ティファの斜め四十五度チョップで目覚めたらしい。
よかったよかった。
よかったのか?
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「イヤだ!!行きたくない!!」
「なーんーでー?」
蒔風が叫ぶ、なのはが引っ張る。
そこは特に人の並びが激しいところではない。
しかし、彼にとっては鬼門もいいところだ。
「舜君、幽霊もお化けも大丈夫でしょ!?」
「ああ!墓場でも夜の病院でも行ってやるし、そんなもん出てきたら殴って追い返してやる!!だけどお化け屋敷とかはダメなんだ!!作り物って駄目なんだ!!ビックリ系はマジで心臓に悪いから!!」
そう、お化け屋敷である。タイトルは「走馬灯への誘い」
ガチである。
なのはとしては「きゃー!」とか行って蒔風に抱き着こうとでも考えていたのだろうが、当の蒔風の方がガチで怖がっている。
というか嫌がっている。
が、ヂャキンと背中からレイジングハートを構えられては蒔風ももう何も言えない。
と、いうかこの先の恐怖より、目先の恐怖の方が大きかったらしい。
ヴィヴィオと一緒に、なのはと蒔風がその扉を開く。
「くっそぅ・・・こういうビックリ系は苦手なんだよぉ」
「どこから来るかわからないと身構えちゃうんだっけ?」
「ああ・・・・しかも俺、こういう小っちゃい恐怖にはめっぽう弱いからさぁ・・・」
ビクビクと身構えながらも、先へと進む蒔風。
と、道の脇に井戸を発見。
そのあからさまな置物に、蒔風もなにが来るかわかったようで、少し表情に余裕が出てきた。
「これあれだろ?井戸の中からいきなり人が飛び出してくるやつだ。はは、わかっちまえば・・・・・」
(井戸の手前の地面からドバッ!!)《ギぇェェェエエえええええ!!!》
「うぎゃアアアアアアアああアアアアアアア!!??」
その余裕の儚いことと言ったら。
余裕ぶって近づいた
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