第四章 RE:BIRTH
遊・園・地ッ!
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のだ。
ジェットコースターとかでのあの「内臓が浮き上がる感じ」がダメらしい。
だからこうしてコースターがどの順でどうなるのかを頭に入れ、楽しむための予習をしていたのだが・・・・
「室内コースター・・・・だと!?」
そう、二人が並んでいるのは巨大なドームの中を走るジェットコースター、つまりは室内コースターだ。
だからクラウドはそこら辺のパンフレットを見て必死になって予測していた。
これでは最後までどんな行き方をするかわからない。
前にシューティングコースターというゲームはやったことがあるが、おそらくあれ以上だろう・・・・
と、そこで後ろからクイクイ、と服を引っ張られた。
振り返ると、そこにはインデックスがいて、一緒に上条も列に並んでいるではないか。
今まで気づかなかったが、彼らも並んでいたのだ。
「緊張してるの?」
「あ、ああ・・・・ちょっとな・・・」
「だったらいいこと教えられるかも」
「何!?」
インデックスの言葉に、クラウドがわりとマジな目になって肩を掴む。
はたから見れば危ない人である。
「教えてくれ。コースターの形か?今からこの列を抜け出す方法か?」
「「人」って掌に書いて飲むと落ち着くらしいんだよ♪」
プラシーボ効果狙いだった。
が、その言葉にクラウドがそれだ!!!という顔をして、猛烈な勢いで掌に「人」と書いては飲みこみ書いては飲みこみを始めたではないか。
しかし時は遅かった。
そうし始めて五分くらいで
「次のお客様はこちらへどうぞ〜」
案内のお姉さんにコースターへと連れられて行った。
しかも一番前。
「・・・・・・・!?」
「やったぁ!わくわくするねクラウド!!」
「そ、そうだなティファ・・・・」
「このコースター、落下個所が25か所もあるんだって!!」
「そ、そそそ、そうなのかティファ」
「しかもその内側の角度、90度よりも全部小さいんだって!!」
「そうなの!?」
「しかも時速は50を下回らないって・・・・どこに行くのクラウドッ!!(ガシッ!)」
「ト、トイレだ!!そうだ!!こんなものに乗ったら大変なことに・・・」
「長い列だからって最初に行ったでしょ?」
「ぅ・・・・」
ガコン、ゴンゴンゴンゴンゴン・・・・・
「ウォァァァアアアアアアアアアアアアああああアアアアアアア・・・・・・・・・・・!!」
「キャーーーーーーーーー!!♪」
「あぁぁぁあああああッッ!!・・・・・・・・・・」
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