第四章 RE:BIRTH
海だー!!
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ともと真司はただのジャーナリストだった男だ。基本的な身体能力ではシグナムに及ばないところがある。
それでも何とか食いさがり、距離を三メートル以内に抑えつつゴールしてバトンタッチする。
そして次にこなたとはやてだ。
ここで一気にこなたが追い上げを見せ、はやてに追いつき、追い抜いて行った。
「やっぱこなたの方が運動神経いいからなぁ」
「はやてちゃん、体力とかはからきしですからねェ」
「それにほら、あっちのチームは邪魔になるものがない」
「邪魔になるもの?」
「胸」
直後、蒔風がブッ飛ばされた。
そんなこんなでレースは続く。
追い越し追い抜き、結果は同着。
考えるのも面倒なので、すっ飛ばした蒔風の財布から飯代は出て行った。
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「いってて・・・人のことすっ飛ばしといてさらに金まで巻き上げていくなんて・・・・あの子たちひどい」
この男には一度自業自得という言葉を送ってやりたい。
まあそれはひとまずとして、蒔風が首元をさすりながら浜辺を歩いていると
ズボッッ!!!
と、いきなり足もとに穴が開いた。
いきなりの超展開である。置いてけぼりなのは読者だけではあるまい。
「!?!?!?」
そしてそのままドタッ!とそこに落ちる蒔風。
尻から落ちて行ったためにかなり痛い。
少し涙目になりながら蒔風が「なんだよもー!!」と叫ぶと、その穴の上に人影が現れた。
「大丈夫ですか?さあ!これにつかまって!!引っ張り上げてあげますよ!」
その二人が手を差し伸べてくれたので、蒔風がそれを掴んで穴の上に顔を出すと・・・・
「・・・・明久」
「・・・・えっと・・・・舜?」
そこにいたのは吉井明久その人である。
少し離れたところには坂本雄二が転がっている。
背中の跡からして、明久にドロップキックを食らったのだろう。
「・・・・何してんだ?」
「えっと・・・吊り橋効果?」
「落・ち・ろ!!」
「う、うわぁぁぁアアアアアアア!!!」
その後、二人を捜しに秀吉がやってきて、蒔風とあいさつをして事情を聴いた。
どうやら彼らもいつものメンバーでこの海に遊びに来ていたようで、明久と雄二は姫路たちに「ナンパする度胸はない」と言われてしまったらしい。
「なるほど。それで男の意地にかけてナンパしようとして・・・・」
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