友達の為に
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……」
悩んでるか。当然だな。ビビは一国の王女だ。しかもコブラ王の一人娘。将来は誰かと結婚してこの国を守っていかないといけない。
ナミ「よく聞いてビビ。「12時間」猶予をあげる。私達はサンドラ河で船を奪い返したら、明日の昼12時丁度!「東の海」に一度だけ船をよせる。おそらく停泊はできないわ。あんたがもし…私達と旅を続けたいのなら、その一瞬だけが船に乗るチャンス!!その時は…歓迎するわ!!海賊だけどね♪」
サンジ「君は一国の王女だから、これが俺達の精一杯の勧誘だ」
2人はそう言い終わると、窓から出されロープで下に下りていく。
ルフィ「来いよビビ!絶対来い!!今来い!!!」
ウソップ「やめろってルフィ!」
全員が下に行き、部屋に残ったのは俺だけとなった。
ビビ「ユウさん」
ユウ「……」
ビビ「私…どうすれば」
ユウ「それを決めるのはビビ、お前自身だ」
俺はそう言う。
ユウ「人生は一度きりだ。だから、誰かの意見を聞くんじゃなく、お前自身で決めろ。でないと、必ず後悔する」
ビビ「……」
ユウ「俺から言えるのはそれだけだ」
そして俺は、トランプを巻き上げビビの視界を奪い、部屋から消えたのだった。
ビビ「ユウさん」
能力を使って、ユウさんは私の前から消えた。部屋にはその時使ったトランプが散らばっていた。
ビビ「自分自身で決めろ…か」
あの時、ユウさんが来てくれと言ったら、私はついて行ったと思う。だけど、本人からはその言葉は貰えず、自分自身で決めろと言われた。でないと後悔する…確かにその通りね。
ビビ「うん!!私、後悔しない!!」
ユウさんに言われた言葉を胸に、私はパパの所に走るのだった。
俺がナミ達と合流すると、既に出港準備が終わっていた。
ナミ「お帰りお兄ちゃん」
ユウ「ああ」
俺は自分の荷物を部屋に置く。因みに俺の荷物はナミ達女部屋に置かせてもらっている。何でかって?男部屋はぐちゃぐちゃしてて、勝手に使われかねないからな。
ナミ「ビビ…来るかな?」
ユウ「さぁな。自分自身で決める事だ。俺達がとやかく言って来ても、いずれ後悔する事になるからな」
俺はそう言い残して、出向までの間寝ることにした。暫くして、ナミが俺を起こしに来た。
ナミ「お兄ちゃん起きて!!!起きてったら!!!」
ユウ「んん〜どうしたんだ?もう12時か?」
ナミ「寝ぼけてる場合じゃないのよ!!今軍艦から攻撃を受けてて、ルフィ達が対処してるけどまずいのよ!!これ以
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