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虚弱ゲーマーと似非弁護士の物語 −求めたのは力では無く−
Act7 取り返した平穏
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す。
2人はほぼ同時に復帰し、ショックを受けている自分たちを叱咤して、自分たちが今目指している目的を口にすることで思い出させます。
それによってリーファを含む3人は何とか復帰して、アリシャとサクヤたちを追いかけます。
目指す目印は巨大な鳥籠です。
彼女たち5人は周囲を警戒しながらも、鳥かごを探していたところに漸く見つけて辿り着きました。
「――――此処か?」
「
現実
(
アッチ
)
で見せてもらった写真が本当ならその筈だけど・・・」
「お兄ちゃん・・・」
ですがキリトの姿かたちは鳥かご内も周囲にも見えません、影すらも見えません。
「もしかしたらログアウト済みなんじゃないか?」
「そうよね?此処に居ないんだとしたら、それしかないんじゃない?」
「そう――――なのかな?」
何かしっくり来ていないリーファですが、2人の言葉を否定できる根拠を持っていない様です。
「であればリーファは早く落ちるべきだ。
現実
(
アッチ
)
で君が帰って来るのを待っているかもしれないぞ?」
「・・・・・・・・・そっか。分かったよ。私帰るね」
サクヤの言葉に無理矢理自分を納得させたリーファは、無理に反論せずに受け入れました。
「――――これでお別れだけど、もしかしてもう会えないのかな?」
「これだけの事が明るみに出れば、どうなるか判らんが、あまり楽観視も出来ないだろうな」
「でも、ひょんなことで、
現実
(
アッチ
)
で会えるかもしれないじゃない?と言うかまた会える気がするけど?」
「また女の勘頼りな無責任な事を・・・」
「辛気臭い空気の中でお別れするよりはいいじゃない!」
サクヤが呆れ、アリシャが強く反論する。
その光景にリーファは、心の中でクスッと笑って、少し元気を取り戻せたようです。
「なら私も勝手に信じる。2人にいつかまた会える日が来るって!」
「そうか・・・」
「うんうん、やっぱりそっちの方が前向きで良いわよね♪」
「じゃあ2人共、いつかまた!」
「ああ!」
「アディオス!」
そうしてリーファは2人の前から消えてログアウトして行きました。
ですがそこにタイミング悪く、突然鳥籠内にキリトが出現したのです。
「あれ!?」
「キリト君じゃないか?君はログアウトしてたんじゃなかったのか?」
「サクヤさんにアリシャさん達まで・・・・・・如何して此処に?」
「理由は君の身を健気に心配している妹さんにでも聞いてくれ」
「え!?何で知って――――」
「いいから!早く帰らないと君の妹さんが心配するわよ?」
「えぇええ!?」
言葉で押される様にログアウトを勧められるキリトは、困惑しながらも従います。
「何れまた
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