外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第5話
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
は真剣な表情でシルヴァン達に問いかけた。
「私の名代であるセシリアを除けば全員和解条約で得る事になる新たなメンフィル帝国領――――元エレボニア帝国の領土を治める事になる領主やその関係者達だ。よって、将来”元エレボニア帝国の領土を治める事になる”彼らはエレボニアの内戦に介入する”権利”がある。」
「”魔神”1柱でも”国”を滅ぼす事ができると言われています。その”魔神”が3柱いる事に加えて女神が1柱、精霊の王族が2名、そして竜族が2名と、その気になれば一日でエレボニア帝国全土を焦土と化する事ができるのですから、このメンバーならば確実に貴族連合軍を制圧し、内戦を終結させる事ができます。」
「特にクローディア姫やユリア准佐は”異変”や”影の国”でエヴリーヌ達―――”魔神”や”神”の”力”を間近で見ているのだから、我々が言っている事は冗談やでまかせでない事は理解しているだろう?」
「エヴリーヌさん達の実力は勿論理解しております。だからこそ私にはわかるのです!”魔神”や”神”――――”超越者”達の”力”が戦場で振るわれる事になれば、例え相手がどれだけ数を揃えようとも”超越者”達による”虐殺”同然の一方的な戦いになる事に……!」
「…………殿下…………」
セシリアの後に問いかけたシルヴァンの問いかけに同意したクローディア姫は表情を青褪めさせて声を上げ、クローディア姫の気持ちを理解していたユリア准佐は辛そうな表情でクローディア姫を見つめていた。
「横から口を挟むようで申し訳ありませんが、私は単騎で軍を圧倒する等ありえないと思っているのですが………」
「まあ、ゼムリア大陸の者達は魔神等”超越者”が持つ圧倒的な”力”を見た事もないのに理解しろと言われても理解できないだろうな。―――アリシア女王、プロジェクターを用意してもらっても構わないだろうか?」
「構いませんが……一体何に使うのでしょうか?」
カラント大司教の指摘に頷いたシルヴァンはアリシア女王に視線を向け、視線を向けられたアリシア女王はシルヴァンに訊ねた。
「今回の戦争の屋外での大規模戦闘は全て録画してある。そしてそのデータの中に内戦に介入する我が国の精鋭部隊の一部の者達の活躍もある為、その部分だけ抜き出したデータを今ここでこの場にいる者達に見てもらい、我が国が選抜した精鋭部隊がいれば、貴族連合軍等”烏合の衆”である事を理解してもらう為だ。」
「………わかりました。すぐに用意をさせます。」
その後アリシア女王の指示によってプロジェクターが持ち込まれ、セシリアは持ち込まれたプロジェクターにデータディスクを入れて操作をした。するとケルディック街道でのエヴリーヌ達の圧倒的な戦いの様子が映った!
「こ、これは………!?」
「き、”貴
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ