外伝〜メンフィル・エレボニア戦争の和解調印式〜 第3話
[4/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
えを聞いたアルフィン皇女とダヴィル大使はそれぞれ驚き
「……それは真なのですか?魔王に加えて女神の子孫等、普通に考えればありえないのですが………」
「―――事実だ。父上―――リウイ・マーシルンの父である魔神グラザは”深凌の楔魔”と呼ばれていた魔王達の一柱であり、リウイ・マーシルンの母にしてグラザの妻アリア・マーシルンは女神――――”姫神フェミリンス”の子孫だ。」
(フェミリンス……そう言えばエステルさんが”影の国”事件で新たに契約し、更にサポーターとしても登録している異種族の方が同じ名前でしたが……恐らく同一人物なのでしょうね。確かフェミリンスさんの種族は”女神”との事ですし……)
「ま、まさかメンフィル皇家が魔王と女神の子孫だなんて……!」
「エレボニア帝国(わたくし達)はこの世で決して怒らせてはならない方達を怒らせてしまったのですね……」
カラント大司教の問いかけに答えたシルヴァンの説明を聞いたエルナンは考え込んだ後疲れた表情でため息を吐き、ダヴィル大使は表情を青褪めさせ、アルフィン皇女は重々しい様子を纏って呟いた。
「―――話を戻す。序列5位は精霊領域”リスレドネー”の主である”精霊王女”リザイラ。リザイラはその名の通り、精霊達を統べる”精霊の王女”―――いや、”精霊王”だ。」
「”精霊王女”と言うとプリネさんが契約しているフィニリィさんも確か”精霊王女”という種族でしたが……先程話に出たベルフェゴールさん同様そのリザイラさんという方もフィニリィさんの同胞の方なんでしょうか?」
「ああ。加えてリザイラは自身が支配している”領域”を持ち、その”領域”には多くの精霊達が生活し、精霊達は皆リザイラを主として崇めているとの事だ。」
「エレボニアの伝承でも登場する精霊達を統べている凄まじい御方ともリィンさんは婚約しているのですか……」
「そのような凄まじい存在達が揃って寵愛を授ける事を決めたリィン・シュバルツァー殿とは一体どのような人物なのでしょう……?」
(あたしもその意見には同感よ……ヴァイスさんの娘に魔神、精霊王女って………下手をすればエステルが契約した異種族達の上を行くじゃない!)
(おまけにミントちゃんと同じ”竜”とも契約しているって話ですしねぇ。この調子だと”女神”が出てきてもおかしくないんじゃないですか?エステルちゃんもフェミリンスさん―――”女神”と契約しましたし。)
クローディア姫の推測にシルヴァンが頷くとアルフィン皇女は信じられない表情で呟き、戸惑いの表情をしているダヴィル大使の言葉にシェラザードは内心同意し、アネラスは苦笑していた。
「そして序列六位であるリィン・シュバルツァーの婚約者にしてリィン・シュバルツァーと契約している異種族は”慈悲の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ