暁 〜小説投稿サイト〜
『Dear...』
『Kindness』

[8]前話 [2]次話


君は本当に優しい。
無邪気で綺麗な心で僕を慰める。
僕の汚れを知らない。
此の醜いドロリとしたものも見えない。

あの頃から変わらない。
ズット拳握り締め、爪痕から滲み出る深紅。
消えて欲しい記憶は消えない。
君がほんの少し癒してくれる。

巻き戻される過去、君が引き戻してくれる。
独りでなんて生きてきてない。
解ってるのに独りになりたかったりして。
そんな事、察するように君は...。

負けそうで足掻いて、其れでも溺れてしまったり。
思い出だけが守ってくれた。
駄目だって解ってた。

君が、君の存在が、温かくて。
いつでも君は優しくて。
誰に似てそんなに優しいの?
優しくされることには慣れてないから...。
うまく笑えたかな?

ごめんね...。
ありがとう、君の優しさには沢山癒されたんだ。
ありがとう、ごめんね...。



[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ