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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第1話 ハートな剣で大パニック♪
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分の心に素直になって、隠してることを行動に移させる》以外でも、攻撃成功者に自分自身が好意を持っていれバ追加効果がアル。《意中の相手に、短時間だけ夢中になって貰える》、と言う隠し効果ガナ! コーンナ倫理的にも色々とアウトな武器は直ぐ運営に削除サレルと思うし、……ソレニ、永久持続なんて、有り得ないンダカラ。ちょっとくらい……リューに、オレっちの事夢中ニなって貰っテモ……』
アルゴがリズに出した条件の1つが、その武器を作成が出来たら使用する権利貰えると言う密約を交わした。譲渡や売買ではなく、
貸出
(
レンタル
)
だから、リズにとっても別に不利益だと言う事はないし、何より良い情報をくれた、と言う事もあってリズは二言目にはOKを出した。
『マァ、所謂、仮想世界の媚○の様なモノかもダナ。こーでもしないと、無理ッポイし、何ヨリ、レーちゃんばっかりズルい! オレっちダッテ色々と貢献したんだシ。少しくらいリュー分を分けて貰ってモ……ッッ!』
その時、だった。
アルゴは それなりに周囲には気を使っていた筈だ。
隠蔽
(
ハイド
)
のスキルもSAOの時同様にALOでも最高クラスに優先的に上げている。情報屋として、おいそれと出し抜かれる訳にはいかないからだ。
だと言うのに、現時点で最高レベルの隠密スキルを掻い潜ったとでも言うのだろうか、冷徹な殺気に似た何かが背中に直撃した。
氷の様な冷たい何か――威圧感が。
そして、その正体は直ぐに気付く事になる。
『…………詳しく聞かせてもらえる? それ』
いつもいつも背後をチェック。
いつもいつも隙あらば 冷静沈着に急所を狙う。
今は冷静か? と言われれば 首を横に振るが……、冷静と情熱の2つを併せ持っているという事だろう。
そんな猫な彼女が、いつの間にかアルゴのスキルさえ掻い潜り、後ろに立っているのだった。
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