暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第1話 ハートな剣で大パニック♪
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うな真似をするとは思えないから。

 だが、その次のアルゴの言葉を訊いて 思いっきり動揺してしまう事になる。

『ムっフフ〜。リズっち。覚えてないカイ? ほら、昔々〜 キー坊の取ってキテくれた素材で、武器を作ったら あ〜ら不思議。ラブリーな形の剣になった事っ』
『っっっ!!!』

 思わずがたっ! と身体を跳ね起こすリズ。

 それは、遠いあの日の思い出。
 アスナやレイナ、キリト、それにリュウキも一緒に巻き込まれた? 事件。(正直 事件と呼ぶのは極一部だが)
 
 その内容については……後ほど説明しよう。だが、この事には正直リズは看破出来ない。

『ちょーっとまった! なんでアンタが知ってんのよ! 幾らアインクラッド1の情報屋と言えども、あんな事まで知ってるなんて、プライバシーの侵害でしょー!』
『ムフフっ オレっちに知ラナイ事は無いノダ♪』

 小馬鹿にした笑いとその笑顔に 少々イラっ と来たのはリズ。

『あっそー……、リュウキに言っちゃおうかなぁ〜? まーたアルゴが妙な情報で商売しようとしてるって』
『それは ちょっと待つんダ! リズっち! ステイっ! ジャスト ア モーメントだ。 コレにはリズっちにも益が断然あるんダゾ?』

 リズがそういう事くらいは 先読みしているのはアルゴだ。
 下手な英語を使ったり、少々慌てた様子はあったものの、淀みなく返していた。……少しでも慌てている、と言う事は万が一にでもリュウキの耳に入っちゃマズイ、と思っているからだろう。
 
『むー、何だか納得いかないけど……、良いでしょ。あの件を知ってて、今回の情報の話。……訊く前から確かに有益な香りがプンプンするし』

 色々と羞恥が頭の中を過ぎったリズだったが、よくよく考えてみると、非常に今回の情報はよろしい物である事を直ぐに連想する事が出来た様子。その辺りの頭の回転の速さは流石だと言えるだろう。


あれ(・・)を作る事が出来るかもしれない、って事? その類の情報でしょ? ってか、リュウキが返事をするとはねー。……いや、別におかしくはないか』
『そーサ。何せ、レーちゃんやアーちゃんが暴走しかけたダケだしナ。リューが巻き込まレタ? と言われれバ、首を横に振ルヨ』
『ほんっと、よーく知ってる事』

 リズは呆れながらそうった。

 因みに アルゴが情報を入手する時に使用する猫の使い魔《キー坊》がここでも威力を発揮しているだけだと言う事をここでネタバレしておこう。
 仮に判ったとしても、俊敏な猫を捉える事は非常に難しく、何より少しぶっきらぼうだが、それとなく可愛さを持ち合わせている黒猫に危害を加える様な輩の所には寄越してないから大丈夫だったりするのだ。

『兎も角ダ。説明をするト、明日の丁度深夜0時
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