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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
番外編 第1話 ハートな剣で大パニック♪
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目を離してアルゴを見た。
その笑顔に何処となく裏を感じてしまうのは誰しもが共通する事だろう。中でもリュウキだったら、一発で訝しむ筈だ。
『……甘い話には裏がある、って言うしねぇ、甘いのはスイーツだけで十分なんだけどなぁ』
『マっ、リズっちならそう言うって思ってたヨ。何せ、リューとも付き合い長いダロウし』
『あー……、確かに リュウキだったらかなり警戒するわよねぇ。特にアンタのだったら最初は』
『ウ〜ム……、それは少しばカリ、寂しイ所なんだ。オネーサン』
リュウキに冷たくされてしまう(様に見える)のは アルゴにとっても大ダメージの様だ。
何せ、アルゴとリュウキの付き合いは、いつもの顔なじみの皆を含めてもトップクラス。レイナを除いたら、キリトやアスナに次ぐとも言われている程だから。
そんな長らく連れ添った情報戦においては相棒とも言える間柄の相手にぞんざいな対応をされてしまったら、やはり来るものがあるのだろう。
『自業自得な所も多いと思うけど? リュウキにも色々聞いたし、そもそも《白銀の〜》伝説はアルゴが元って言うじゃない。……そりゃー、アイツだったら怒るわ。あのシャイボーイだったらさ』
両手を左右に広げて 首を振るリズ。
当時の事は知らないが、それでもその名残が残るリュウキの性質。それは目立つ事は極力好まなく、注目されると恥ずかしがる所。
ソロ時代はそれが顕著に出ていた様で、遭遇率が 何処かのRPGの経験値をわんさかくれるレアモンスターに匹敵するとさえ言われていたのだ。
『ウゥ……、そ、それは置いといてダナ! この情報はリューにも相談したがガ、お墨付きを貰っダんだ。訊いた後で確認を取ると良いヨ』
『へぇ……』
それは 俄然信憑性が増した言葉だった。
アルゴの情報もトップクラスに優秀なのに、そこにリュウキ推奨とも取れば、最早間違いないと言っていいから。
『それでその内容がネ。
鍛冶職人
(
マスタースミス
)
限定なんダヨ。だから、リズっちに言うんダ。まだ試せてないカラな』
『ほっほー、つまり あたしで実験台にしようって事? 情報の真偽を更に深める為に? やっぱ抜け目ないわねー』
リズの言葉にアルゴは大笑いをした。
『アーハッハハっ! そーんな事は無いサー! 考えてもみてクレ。リューにお墨付きをもらったダケデモ、価値は鰻登りナンダゾ? そんな今更メンドーな事しないヨ。タダ、じょーけんが少しバカリあって。オレっちにしてはそっちが重要ナンダ』
『へー 条件? なになに?』
この時点でリズは、アルゴの言葉に疑惑の類は一切頭から離れていた。
リュウキとコンタクトを取れば、この真偽は直ぐにでも判る。そして アルゴがまたリュウキの不利益になる様な事を 色んな意味で反感を買うよ
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