『Season』
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ふと貴女が居る気がして振り返る。
居るわけがないよね。
恨んでる奴に逢いになんか来ないよね。
逢いに来るとしたら殺しに来る時かな?
なんて考えたりして...。
その時その時の、季節によって色んな貴女が居た。
今はもう此の頭と心の中だけの存在。
段々、少しずつ色褪せてく季節に色を付け足してく。
虚ろになってく記憶でも、貴女の表情はいつでも鮮明で。
優しく微笑ってたり悔しそうに泣いてたり。
嬉しそうだったり悲しそうだったり。
怒ってたりもしてるかな。
忘れないで。
言えない。
想うことすら...。
此の虹が消えたら、貴女との日々もまた仕舞い込む。
未だに貴女との暮らしを夢見てるなんて情けない。
図々しい最低な奴だね。
また、貴女が産まれた季節が来るよ...
どうしてるかな...
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