課外授業のデイウォーカー
第二ラウンド・聖剣コンビと猫又姉妹
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効くのかな」
「アザゼル、火車がただの炎を出した技だと思ったら大間違いだ。元々黒の駒とハイブリッドは、半魔半神となった者みたいに。で、俺の力を込めた駒やカードなら聖なる力と神の力を扱えるようにしてある。あの炎を喰らえばどうなるか、見物だぞ」
吸血鬼なら効果抜群だが、弱点を無くしたらどうなるかに関するデータはない。元々の浄化モードなら兎に角、今の浄化モードならどんな敵だろうと火車と神の力を発動できるはず。いくつもの火車に聖なる力を合わせながら、前方に居る吸血鬼の戦士達に向けて放つ。火車は勢いよく回り、皿手裏剣のように高速に飛び回って行く。
「見知らぬ技だが、この程度!」
「そのような技を喰らっても効果ないわ!」
不敵にそれらを軽視していたが、それがダメな考えだと俺らCB兼黒神眷属はそう思った。火車は前方だけ放つのではなく、縦横無尽に変化しながら吸血鬼を捉える。吸血鬼達に直撃を受けたら、その吸血鬼達は浄化の炎のように包まれて行く。
「う、うわあああああっ!」
「な、何故だ!?何故燃える!?我らは炎すらも寄せ付けない体を手に入れたはずだ!?」
絶叫を上げながら吸血鬼達は一瞬にして灰と化す。猫又姉妹の息ピッタリとなって、攻撃してるので相手にとって驚愕であるが考え方が甘すぎる。
弱点克服したと思ってたらしいが、その考えが間違いだと思う前に火車と聖なる炎によって灰になる。知らん技の効力については当たらずに様子見する事だろうが、俺ら黒の駒によるシステムの一部を使った攻撃に当たっても耐える事が可能。
『無駄だにゃ。その炎は死者を燃やし尽くすまでは消える事はないにゃん』
『姉様の言う通りです。仙術の応用により取り込んだ自然の気を浄化の力に変化してますから、弱点克服という理屈は通りませんし神の力を使った炎でもあります。貴方達の存在理由や存在真理を根源から作り替えない限り、浄化と神炎は貴方達を燃やし尽くしますから』
「浄化は何もヒトの不運や返り血などの力ではない。俺が使うのはあくまで味方に使う力であるが、清き心を持つ実力者が強い程に浄化力を増す。猫又姉妹がやっている浄化と神炎を攻撃に回している。二人は一緒になって鍛錬結果、姉妹だけ使えるよう調整をした事であの力を維持する為に。今ではリミッター解除しなくとも使えるようになった」
「匙の呪炎と対極してるが、一ちゃんが使う浄化と同じなのか?」
「まあな。匙のは負の力で永久呪炎に対し、こちらは正の力で永久浄化する力とも言える。浄化と神炎を加えた事による清めて消し去る力、猫又姉妹が使ってる浄化を攻撃転換させている」
「なら、攻めるまでだっ!」
猫又姉妹と俺とアザゼルによる説明を聞いてたのか?と思いながら回避を諦めた吸血鬼達は、猫又姉妹に直接攻撃し
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