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艦娘達と少し頼りない提督
着任〜艦隊合同作戦
愛情を優先する男
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ればすぐに俺に相談しなさい。明日から空母の人達にどの発艦方が良いか教えて貰い、演習で己の力を上げるように」
「分かりました。宮本提督」
「いやいや、提督なんて堅苦しい、お父さんと呼んでくれると嬉しいな。」
「まだ、段階を踏んでないので」
「加賀ちゃん、見た目小学生位なのに結構キツイ事言うのね」
「まあ、とりあえず明日から頑張るように」
加賀ちゃんはまだ宮本の深海装甲の能力を知らない、これが後に宮本との関係に大きく関わるのだった。

〜夜中の執務室〜

「あの船は、完成したのか?妖精さん」
「まだです。やはり霧の艦隊の技術を再現するのに手こずりましたが後二日でAIともに完成します」
「思った通りの速さだな流石妖精の科学力だな」
「ところで、何故こんな巨大兵器を作ろうとしたのですか?此方には艦娘がいるのに」
「もう、自分だけが安全な所で命令していることに嫌気が差したからだ、これからはすぐに彼女達を助けられる所で見守っていたい。」
「それは、規則を違反しているのでは?」
「例え、それが違法でも俺は彼女達の希望を優先するまでだ。」 
「私たち妖精には人の法律は無関係ですからどうというわけではありませんが、気になっていたことが無くなりました。だから、AIにその名前を付けたんですね」
「そうさ、本来の話なら違うが全てを救う奇跡の船として、そういう名前をつけたんだよ」
「もう少し名前を捻らなかったんですか?」
「俺なりに、結構考えたんだぞ」
「それはすみません」
「じゃあ、頑張れと皆に伝えてくれ、さらに報酬は上乗せしてあると言うことも」
「分かりました、では」
宮本は電話を切り、外を見つめた
「いつになれば、彼女たちは好きなことをして生きる事が出来るのか?AIだが君も自由を望むだろ?なぁ」
「そうですかね?提督、私は今のままでも十分ですよ」
「そうなのか。だが、これから君にも戦地に行って貰うことがあるからその際は気を引き締めるように」
「分かりました。提督」
「頼んだぞ、ノア」
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