課外授業のデイウォーカー
第一ラウンド・ダブル鎌&ダブル近接格闘術
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の姿を見たら皆死ぬんだから」
《あっしの鎌とルシファー様の鎌、どちらの鎌で死にたいか聞いてみたいッスね》
「ま、今はどうでもいいわ。今は楽しむのみ」
死神の鎌なら兵士に外傷無く魂だけ刈り取られるが、ルシファーの鎌は量産型聖剣エクスカリバーを擬態させたから外傷有りで刈り取られる。痛み無しと痛み有りだが、どちらか選択するなら一体どちらを選ぶか。黒の駒は色々と隠し要素あるし、俺以外の者らは知らない機能がある。
「にしてもベンニーアのデスサイズは外傷無しだが、ルシファーのデスサイズは外傷有りとは。どちらか選べと言われればベンニーアの方だろうし、痛覚感じないから魂抜けた兵士達。ルシファーの戦い振りを見るのは戦争以来だが、あの時よりも滅茶苦茶パワーアップしてないか。一ちゃん」
「当たり前だ。俺達との鍛錬にもよるが、黒の駒のお陰でステータス底上げするんだからな。それにルシファーのデスサイズは聖なる力によるもんだから、吸血鬼達を斬撃しながら進んでいる。ベンニーアは『騎士』で更に速度を上げてるが、ルシファーはそれ以上に出せるけど追い付けられるよう合わせてるんだ。特にゼノヴィアは見てろよな、アレが本当のテクニックタイプだ」
「聖杯で強化された吸血鬼兵隊を一太刀で沈めてるが、ベンニーアの実力を見たルシファーは気に入った顔してるよなぁ〜」
皮肉成分一杯だが、それは事実。ゼノヴィアの速度も前よりかはマシになってるけどまだまだパワー思考にある。エクスカリバーを鞘にして使ってるが、ほぼパワーで押し切ろうとしてる。
破壊以外も使えるなら使え、と言いたいが二人の戦い振りもいいけどこちらも始まるみたい。テクニックによる戦いもいいが、パワーによる戦いも見てみたい。
「・・・・行くぞ」
「ついでに俺もな」
互いの上着を脱ぎシャツの上からでも分かるような鍛え上げた肉体を晒す。体の変化が始まり、体の節々が脈動し隆起していき盛り上がる変化を見ていた。衣類が耐え切れずミチミチと音を突き破れて、ルガールの口に鋭い牙が生え揃って獣のような口元。爪が鋭利に伸びて行き、全身に灰色の体毛が出現した。
『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォォン・・・・っ!』
「ほう、ヒトではないと思ってたがそう来たか」
地下室に響き渡る獣の咆哮、それは狼の鳴き声でもある。姿形も狼へとフォルムチェンジし、ルガールは人間から変貌できる狼男となった。隣に居たヘラクレスも何となく分かってたそうだし、日々鍛え上げた肉体披露としてはいいかもな。
「ヘラクレスとルガールよ、互いの力を見せつつもどちらが多く倒せるかだ」
「乗った。英雄チームの近接格闘戦専門の俺と勝負しようぜ、ルガール」
『いいだろう、俺もシトリーの者
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