課外授業のデイウォーカー
第一ラウンド・ダブル鎌&ダブル近接格闘術
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アの力を見せても構わんか?何、この手勢なら余裕だろう」
「・・・・ああ、この程度の数なら問題ないだろう。それにCB側から共闘するのも悪くない」
《へい旦那。ここはあっしらの出番でっせ!ここで働かないと連れてきた意味がなくなりやすから》
そう言った後、俺らの前に出るルガールとベンニーア。亜空間から自身の鎌を取り出したが、身長よりも長い得物と思うと緊張感の無い声音発しながら小柄死神少女と前魔王ルシファーは音もなく飛び出して行く。走ると言うより滑るように吸血鬼兵士一団の方へ行き、斬り込みと同じく鎌使いのルシファーはベンニーアに合せた速度で斬り込む二人。
《ほらほら、死神っ娘のお通りですぜ!》
「前魔王ルシファーが通るわ、果たして私の相手が出来るかしら」
《おやルシファー様との即興鎌ダンスが出来るとは光栄でっせ》
「鎌使いは他にも居るけど、ここは私とベンニーアで刈らせてもらうわ」
軽い口調のままルシファーと共に行ったけど、分身と言うより残像を幾重にも出現させて兵士達を翻弄して行く。ベンニーアは残像を残しながらだが、ルシファーはクロックアップしながら目に見えない速さで斬り込んで行ってる。
ベンニーアの強さをこの目で見てみたいらしいし、随分前冥府を壊滅させたぐらいだからかも。兵士達は自ら持つ得物で振ろうともそれは分身と残像であるから、ハズレとなった後に本体が葬る。
「・・・・あの残像、ベンニーアのなら何とか目で捉えるのは可能だけどルシファー様のは捉えられない。超高速過ぎて、最早僕の領域を超えているくらいだ。実際捕獲しようとしても二人を捕まえるのは酷だね」
「ベンニーアはまだまだ修行で動けそうだが、前魔王ルシファーの速度を教えたのは俺。クロックアップは俺の専売特許だが、仲間全員の内一部の者は使えるらしい。俺より遅いが、速度一にするなら今の内に見てとけよ」
「クロックアップ、アレを習得するには骨が折れたが実際使うと敵がいくら素早くなったとしても遅く見えてしまう。『騎士』には必要な技術だが、一真の芸当を真似る事は出来んよ」
「そりゃそうだ。クロックアップは自然と使える俺と教え込んだお前らでは。もし教えるとしてもまだだな」
目で追えるがそれはアイツらが遅く動いてるのみだし、分身や残像を消すだけで隙から生まれる死角による攻撃。祐斗はベンニーアのような芸当可かもしれんが、俺ら側が使えるクロックアップは教わろうとしても無理。
それに近い速度なら習得できるかもしれんが、死神悪魔と元魔王の動きを封じる事は出来ない。実力者として見てたが、どうやらルシファーも強さについて興味持ったみたい。
《死にやすぜ・・・・あっしとルシファー様の姿を見た者は皆死んじまいやすぜ》
「そうそう、私とベンニーア
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