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魔道戦記リリカルなのはANSUR~Last codE~
Eipic37これからのナカジマ家~Restart~
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「ええ、そうよ。チンクとは2人が物心ついた頃からの付き合いだし、そんなに驚く事じゃなくない?」

「そうだぞ、ギンガ、スバル。これからは私とも姉妹になるのだ。階級など付けずに名前だけで呼んでくれ」

確かにあたしもギン姉も、うんと小さい頃からチンク・・・さんや他のシスターズとは知り合いだし、何度か本局でご飯を一緒したこともあるし、遊んでもらったことだってある。お母さんが亡くなったと思ってたあの日から列車砲攻略戦までの間も、何度もお世話になってるから全く知らない仲じゃないけど・・・。

「あの、チンクさん」

「スバルよ。姉にさん付けはないだろう。チンクで構わんよ。ノーヴェ達みたくチンク姉でも構わんし、好きに呼んでくれ」

「う~・・・ん~・・・。うん。じゃあチンク姉は、その・・・どうしてナカジマ家に?」

チンク姉って呼ぶのすごい緊張する。確かに昔はお姉ちゃんみたいって思ってたけど、今じゃ上官っていう感じの方が強いからさ。

「ふむ。簡単に言うとノーヴェ達の目付役と言ったところか。3人はこの隔離施設で改めてちゃんと教育を受け、社会復帰するだろう。出所後はナカジマ家に養子として迎え入れられる。その頃には目付など要らんだろうが、孤児院では私がこの3人と長く過ごしたからな。ナカジマ家内でのクッション役として、私からクイント准尉――母さんに進言した」

「私、以前からチンクが可愛いな~って思っててね♪ OKしちゃった♪」

「クイント・・・」「母さん・・・」「お母さん・・・」

そんな軽いノリで、仮にも上官でもあるチンク姉を娘に迎え入れようとするなんて。ちょっとその行動力に呆れちゃってると、ウェンディが「でもチンク姉が一緒って言うのは嬉しいっスよ」って言ってチンク姉にすり寄った。

「うん。他の姉たちからも優しくはしてもらってたけど、チンク姉が一番遊んでくれてたし」

ディエチや無言のままのノーヴェも、チンク姉の元に擦り寄った。チンク姉は「はっはっは。そう言ってくれると嬉しいぞ」って満足そうに笑って、3人の肩をポンポン叩いた。まぁ確かに、あたし達とノーヴェ達ってそんなに長い付き合いじゃないし、チンク姉が間に入ってくれたら、早く馴染めそうな気もする。

「そういうわけで、父さん、ギンガ、スバル。私は一足早くナカジマ家の一員として共に暮らすことになりますので、どうぞ末長くよろしくお願いします」

チンク姉があたし達の前に来てそう言って一礼したから、お父さんが「嫁入り前じゃあるめぇし」って笑った。チンク姉は「ある意味、嫁入りと考えてもいいかと」って笑い返し。スカリエッティ家からナカジマ家へ来るんだから、確かに嫁ぐと言っても過言じゃないかも・・・。

「とにかく、これで全員が揃ったわね。・・・私たちの出
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