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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、何故か怒られる
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長の決定に従うの意図を見せる、そして最後には笑顔を浮かべながら手を差し伸べた。

「私と同じくこの船の一員で同じ海賊、だから何て言うのかな。0から宜しく」
「……意外な言葉ね、貴方からそんな言葉が出てくるなんて」
「だってルフィさんだもん、しょうがないわ」
「ニシシシ」
「ウフ、そうみたいね。それじゃあよろしくねお姫様」

差し伸べられた手を握り返したロビンと笑顔を向けるビビを見て皆は一先ずは胸を撫で下ろし安心した、兎も角大問題への進展が無くて良かったと言う所だろうか。ビビがそう言うならばと徐々に皆はロビンに話しかけたりこれから楽しく行こうと話しかけたりしているが流石にゾロはまだ警戒心を抱いているのか距離を置いている。


「やっぱりサンジさんのご飯は美味しいですね、しかもアラバスタ料理のアレンジなんて最高でした」
「そうよね〜サンジ君がうちのコックで本当に良かったわ」

日も傾き夕食も終えた麦わら海賊団、サンジの料理に舌鼓をしたビビとナミは甲板に出て夜空の星空を眺めていた。アラバスタに至る旅の途中に何度も目にしてきた海の上から見る星空を見上げるビビは改めて皆と一緒に旅に出てるんだなぁという実感を味わいながら不意に見張り台にて周囲警戒を行っているレウスが目に入ると思わず笑顔になってしまった、自分には笑顔でいてほしいと言う彼の言葉を守ろうと無意識に思っているのかも知れない。そんな笑顔のビビに気付いたナミはそんなに旅が出来て嬉しいのかと思わず聞いてみた。

「そんなに嬉しい、私達と来れて」
「えっ?ええっ勿論。でもそれだけじゃないんです、レウスさんに言われたんです。笑顔で居てほしいって」
「レウスに?」
「ええ、お礼は如何したらいいのかって言ったら笑顔で居てほしいって、それも出来れば傍でって」
「へ、へぇ〜……そんな事を言われたんだ……」

まるで口説くような言葉にナミは顔を強張らせ口角を痙攣しているかのようにヒクつかせた、まさかそんな事を言っていたなんて……っと小声で呟いたのをビビはしっかりと耳にした。そして僅かに生まれた悪戯心に従って少し悪い顔をした。

「今思うとあれって口説き文句みたいだったな〜……もしかして、脈有りって良いのかな〜……?」
「っ!!??な、何言ってんのよビビ!?レウスがまさかそんな……!!?私にも言って貰った事なんて……!?」
「フフフッやっぱりね。ナミさんもレウスさんの事、好きなんでしょ?」

悪戯が成功した子供のような笑顔を浮かべたビビは顔を真っ赤にしながら慌てているナミを見た、ナミは更に顔を赤くして軽いパニックになってしまっている。笑っているビビを見つめると少し冷静になったのか自分も、という言葉から何かを察した。

「ビ、ビビまさかアンタ……?」
「ええ。私好きです、レ
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